東鳴子温泉 初音旅館 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

サックスやフルートを吹いてるテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録のための温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが、その湯は知ってる知らない、入った入ってないで張り合うつもりは一切ありません。そのほか酒や食話、もちろん音楽のことも取り上げます♪

2017年11月、東北の湯シリーズ、再開。

 

中山平温泉「菊地旅館」をおいとましたら、もう陽が暮れそう。

立寄り入浴は終了し、宿の部屋で食べる夕食の買い出しをする(写真なし)。

このときに選んだ宿は、一度立寄り入浴はしたけど日帰りだと入れなかった浴場がまだ2つある、東鳴子初音旅館

 

これ↑は前回の使い回し。

 

実際は完全に日が暮れてしまった。

 

 

ちなみに宿泊客がいると立寄り入浴を断られるらしいし、立寄りだと入れない源泉違いの浴場があるので、やはり宿泊で楽しむべき宿である。

 

 

東鳴子温泉 初音旅館

 

 

 

前回の立ち寄り時は若旦那が応対してくれたが、今回は女将さんしか居なかった模様。

女将さんはこちらに嫁いで50年だそうだ。

 

なお初音旅館は館内も浴場も撮影禁止。

ホントは敷地内も撮影禁止らしいのだが、暗い写真だから許してください(他のお客も居なかったし)。

よって以下の写真は基本的にオフィシャルサイトや、FBのオフィシャルページから拝借した。

 

宿泊料は自炊泊扱いで、秋の割引プラン(詳細は忘れた・アメニティ無し)により、3700円+暖房費300円に税で、4390円だった。

通常料金はサイトでご確認あれ。

 

ぼくの通された部屋は一人自炊用部屋、第壹號すなわち第一号室。

サイトに一号室の写真は無かったが、平均的と思われる部屋の写真を掲載。

 

※写真はサイトより拝借

 

ぼくが通された部屋もしっかり六畳あった。

なお最近までどの部屋にも鍵が無かったらしい。

それでも一度も盗難などの騒ぎは無かったとのこと。

 

テーブルにはお菓子が。

それぐらい写真を載せてもいいだろう。

 

 

鳴子銘菓「大栗なるまん」。

温泉饅頭をグレードアップさせ、中に栗を入れたものか。

美味しかったニコニコ

 

宿泊したので館内はかなり観察したが、写真を載せられないのが残念。

サイトから拝借した自炊室。

 

※写真はサイトより拝借

 

結局電子レンジだけお借りした。

 

 

それでは浴場へ。

まずは立寄りでは入れない、第一浴場岩風呂

ひょうたん型の愛らしい浴槽ながら、熱い源泉を上から投入するワイルドさもある好きな浴場だ。

 

※写真はサイトより拝借

 

基本的に混浴での使用だが、女性専用タイム(19~21時)も設けられている。

写真に写ってないが、洗い場にはシャワー付カランが1組。

だがシャンプー類は何種類も置いてあった。

 

微かに黄色透明の湯は赤湯と呼ばれる東鳴子の共同配湯「新井第2号泉・動力揚湯源泉・新井第5号泉・唐竹沢源泉の混合泉」。

源泉温度71.5度pH7.7ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉

溶存物質総量が1.4496g/kg,蒸発残留物が1.113g/kg

完全かけ流しにて使用している。

 

※写真はサイトより拝借

 

淡いアブラ臭があり、淡いアブラ味僅かな塩味と甘味を感じた。

黒っぽい湯の花が舞っている。

スベスベ感がしっかりあった。

 

 

次も宿泊者専用、第二浴場家族風呂

基本的には女性専用(理由は後ほど)。

他に宿泊客が居なかったので、女将さんに断って入浴させてもらった。

 

※写真はサイトより拝借

 

少し分かりにくいかもしれないが、浴槽が寝湯というか座湯状態になっている。

これは女性が赤ちゃんを抱きながら入れるように設計したとのこと。

そのため女性専用にしているそうだ。

普通の浴槽の感覚で入ると、ぼくの体格だとなかなか不思議な姿勢となった(^^ゞ

写真を見せられないのが残念にひひ

 

やはりシャワー付カランが1組で、シャンプー類、ボディソープ類もしっかり。

完全かけ流しは同じだが、湯舟が小さいためなかなか熱く、実測で45.5度あった。

 

※写真はサイトより拝借

 

湯は岩風呂と同じ配湯を使っているようなのだが、若干印象が違う。

家族風呂には分析表が無かった…果たして源泉の真実はいかに。

観察としては、僅かに黄色透明

淡いアブラ臭とアブラ味があるが、岩風呂よりはやや強く感じる。

塩味の程度は同じく僅か

ツルスベ感もより強く感じた。

 

 

最後に前回の立ち寄り時にも入浴した、第三浴場大浴場

脱衣所から階段を数段下りるアプローチもよいし、青色の窓枠(この写真↓より湯の成分のせいかかなりくすんで見えたが)と外の緑の対比も美しい。

 

※写真はサイトより拝借

 

こちらは先に詳細を記した配湯と、自家源泉のブレンドになる。

浴槽で淡い黄色~緑茶色透明

もちろん完全かけ流し

 

向かって右の湯口の方の源泉が(おそらく)自家源泉「鷲の湯、元湯混湯」。

源泉温度48度pH6.9ナトリウム-炭酸水素塩泉、すなわち純重層泉

溶存物総量1.179g/kg

ただし分析が昭和54年と古いのであくまで参考程度。

淡いがコクのあるアブラ臭と、コクのあるアブラ味僅かな塩味と僅かな甘味がある。

湯口にて実測で43.6度あった。

 

※写真はサイトより拝借

 

向かって左の配湯源泉は岩風呂を参照に。

右の湯口と比べてシンプルなアブラ臭と淡いアブラ味がする。

やはり僅かな塩味と僅かな甘味もあったか。

湯口実測で45.4度。

 

※写真はサイトより拝借

 

しっかりとしたツルスベ感が心地よいにひひ

黒から灰色の湯の花が観察できた。

 

やはり東鳴子の源泉は面白いな~ニコニコ

 

なお前回にはタライに投入されていた無色透明無味無臭のぬるい湯は、タライからバケツか漬物樽のようなものへの投入に変わっていた。

かけ湯として使うのだろうが、温度は実測で38.9度あり、別源泉と言っていいであろう。

こちらの湯にもスベスベ感を感じた。

 

この他にも館内の色んなところ、洗面所などを含め湯治宿の素晴らしい趣がある。

女将さんの凛とした佇まいがそのまま宿全体のムードにいきわたっているようだ。

 

 

※写真はサイトより拝借

 

東鳴子温泉 「初音旅館」 

宮城県大崎市鳴子温泉鷲ノ巣90

0229-83-2166

自炊泊・秋の割引プランで3700円+暖房費300円+税=4390円

 

第一浴場 (岩風呂)

<源泉:新井第2号泉・動力揚湯源泉・新井第5号泉・唐竹沢源泉の混合泉>(低張性・弱アルカリ性・高温泉)

ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)

71.5度
pH7.7
溶存物質総量 1.4496g/kg

蒸発残留物 1.113g/kg
微黄色透明
淡アブラ臭あり
淡アブラ味、微々塩味、微々甘味あり

黒っぽい湯の花あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し

 

第二浴場 (家族風呂)

源泉は第一浴場と同じ?

微黄色透明

淡アブラ臭とアブラ味あり(岩風呂よりもやや強い)

微塩味、微甘味あり

しっかりとしたツルスベ感あり

完全かけ流し

 

第三浴場 (大浴場)

<源泉:新井第2号泉・動力揚湯源泉・新井第5号泉・唐竹沢源泉の混合泉>

数値は第一浴場と同じ

シンプルな淡アブラ臭と淡アブラ味あり

微塩味、微甘味あり
<源泉:鷲ノ湯、元湯 混湯> 

ナトリウム-炭酸水素塩泉(低張性・中性・高温泉)

48度
pH6.9

溶存物総量 1.179g/kg
コク淡アブラ臭あり
淡コクアブラ味、微塩味、微甘味あり

黒~灰色の湯の花あり
しっかりとしたツルスベ感あり
完全かけ流し

 

2017年11月入湯
※数値はH20、S54の分析表より