2017年10月の山梨の湯シリーズ、再開。
十谷上湯温泉から向かったのは、西山温泉。
2007年にこの辺を訪れた際は「湯島の湯」に立寄ったのだが、ブログを始める前なので記事は無い。
西山温泉と言えばマニアでなくても知られる「慶雲閣」が有名だが、高級な上に立寄り入浴はできない。
目指したのは湯治宿としても受付けている「蓬莱館」。
この屋根付き駐車場↑に車を停める。
この小路を上ると宿の入口。
西山温泉自体の歴史は古いが、蓬莱館は明治6年からこの場所で営業をしているらしい。
それでも十分な歴史だ。
ご主人が迎えてくれた。
立寄り入浴料は1000円と、湯治宿にしてはなかなか高い設定。
ロビーも昭和感が漂う。
浴場はこの鉄筋の建物にはない。
階段を上り。。。
一度外に出ると、そこには旧館が聳えていた。
これぞ、湯治宿の雰囲気![]()
西山温泉 蓬莱館
湯治宿なのだが、どうやら現在この旧館は宿泊には使用してないらしい。
木造の階上の窓にはカーテンが引かれていた。
土産物売り場も。。。
売り物は置いてないようだ。
浴場へ行く途中、自炊室があった。
これは現役なのか確認できなかったが、素泊まりOKなので大丈夫なのではないか(要確認)。
この電話↑の函も時代を感じさせる。
さて、浴場はメインが混浴。
他に女性専用の浴場もある。
露天風呂は無いが、かつてはなんとプールがあったそうだ。
今はやってないようだが。
混浴でも脱衣所は男女別。
ちなみに女性はタオル巻きでもOKとのこと。
独占できた時間もあったが、他に男性客が1~2人。
湯船に浸かりながら参考書か学術書を読みふける若者がいたのが印象的。
ぼくもそんな受験勉強をしたかったぞ![]()
では浴場内へ。
二面が大きな窓の浴場は、湯治宿の内湯にしては開放感がある。
浴槽が3つに分かれており、湯口からの遠さで温度が変わる。
すなわち写真↑左がぬるく、右がさらにぬるい。
全体的にぬるいのは源泉温度だから仕方ないが、長湯にはもってこい![]()
洗い場は2面にある。
いずれもシャワーのあるカランがあり。
浴槽を別の角度から。
この一番大きな浴槽↑が一番温度が低かった。
30度台前半から半ばか。
無色透明な湯は、源泉名「A」。
そんな源泉の名前って・・・でも分析表には「A」となっているのだ![]()
源泉温度38.8度、pH9.2のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。
成分総計は1.068g/kg。
自然湧出で36.4リットル/分の湧出量。
余談だが、慶雲閣が新源泉を掘削したら蓬莱館の湯が変わってしまい、裁判沙汰になったらしい。
裁判では因果関係は証明できないってことになったようだが、感覚的にはあり得るなと思ってしまう。
その後の両者の関係は分からないが、訪れる客層が全く違うだろうから、お客の奪い合いにはならないだろう。
3つの浴槽の中で当然メインと考えるのが湯口から一番近いこちら↓。
色が濃く見えるが湯の色は同じく透明。
この浴槽だけではないが、完全かけ流しである![]()
淡いタマゴ臭があり、淡いタマゴ味がする。
淡い塩味に淡いほろ苦味もある。
スベスベ感があるが、キシ感も若干あった。
アルカリ性だが、炭酸水素イオンは0であり、硫酸塩泉なのである。
炭酸イオンが14.4mgあり、これとアルカリ性でスベスベ感が出ていると思われる。
そしてこちらの名物と言えば、全国的にも珍しいオレンジ色の湯の花だ。
一時期減ってしまったようだが、このときはたくさん確認できた。
グミ状の形態に思わず湯友が口にしたが
、オレンジ味などはもちろんしない![]()
オレンジの湯の花以外にも、白い湯の花も舞っていた。
記念撮影は濃いので小さめに掲載(^^ゞ
極上の完全かけ流しぬる湯に、珍しい湯の花。
1000円でも立寄る価値は大ありと言えよう。
西山温泉 蓬莱館
山梨県南巨摩郡 早川町湯島73
0556-48-2211
立寄り入浴料 1000円
<源泉:A>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉 (低張性・アルカリ性・温泉)
38.8℃
pH9.2
成分総計 1.068g/kg
36.4リットル/分(自然湧出)
無色透明
微~淡タマゴ臭あり
淡タマゴ味、淡塩味、淡ほろ苦味あり
スベスベ感(ややキシ感)あり
ゼリー状のオレンジ色の湯の花、糸くず状の白い湯の花あり
完全かけ流し
2017年10月入湯
※数値はH23の分析表より




























