湯の瀬温泉の次に向かったのは、ほど近くにある小森温泉。
こちらはさらに歴史があり、江戸時代の藩主、池田継政が湯治場を作ったのに端を発するという。
昭和28年に改めて調査して源泉を確保できたのが、現在の小森温泉となる。
なお宿の近くに日帰り施設「ラーバニスト小森の里」があるが、そちらは未。
一瞬営業しているか心配になる玄関の佇まい。
実際一時期は休業しており、ぼくが訪れたときは日帰り入浴のみを受け付けていた。
小森温泉
入浴は11時からだが、終わる時間が曜日によって違うようなので、夕方頃に訪れる場合は確認が必要である。
しめ飾りや謹賀新年のポスターこそ見えるが、どうも人気がない寂しい感じだ。
上がりかまちにはブルーシートがあったりし、実際ここには宿の人は居なかった。
あくまでも入口であり、浴場のある本館?は、ずっと向こうにあった。
年代物の廊下を進み。。。
川を渡り。。。
さらに進むと受付が見えてくる。
こちらで立寄り入浴料600円を支払う。
寛げるロビーだけでなく。。。
これまた年代物のマッサージチェア(商品名ニューヘルスチェーア)も…動作確認はしてません。
浴場は地階にある。
奥の方に女湯の入口↓。
手前が男湯の入口↓。
階段にはパイプが何本も引かれていた↓。
先客が何人か。
先客&湯気の籠り方も激しく、よい写真は撮れず。
浴場へはさらに階段を下りていく。
浴槽が2つ並んでおり、向かって左側から加温した湯が投じられているので、左の方が高い温度の浴槽となる。
洗い場にはシャワーは無い。
むき出しのパイプからカランに導かれる。
左の青っぽいカランからは真水。
右の赤いカランからは加温した源泉が出て来た。
無色透明の湯は、源泉名「小森温泉」。
源泉温度28.1度、pH9.4のアルカリ性単純温泉。
蒸発残留物は0.2g/kg。
加温してのかけ流し使用。
↑こちらは湯口。
少しコクのあるタマゴ臭がある。
くっきりとしたタマゴ味があり、淡い甘味もある。
タマゴ風味は湯の瀬温泉よりもやや強い。
浴槽の感じがよく分からないと思われるので、吉備中央町協働推進課サイトから写真を拝借。
※サイトから拝借
この写真では湯口が浴槽内に引き込まれているが、ぼくが訪れたときは違った。
なお、しっかりとしたツルスベ感がやはり心地よい
湯気のない時期、人の居ない時間帯あたりを狙って再訪したい。
小森温泉
岡山県加賀郡吉備中央町小森245
0867-34-0015
立寄り入浴料 600円
<源泉:小森温泉>
アルカリ性単純温泉 (アルカリ性・低張性・低温泉)
28.1度
pH9.4
蒸発残留物 0.20g/kg
無色透明
少しコクのあるタマゴ臭あり
くっきりとしたタマゴ味、淡甘味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
加温かけ流し
2017年1月入湯
※数値はH9(?)の分析表より