お待たせしました(?)(^^ゞ
ようやく湯ネタへ。
2017年1月に行った岡山の湯シリーズ、開始。
まずは活魚料理屋が平成6年に温泉を掘削し、料理屋と併設してオープンした「桃太郎温泉」へ。
なお桃太郎という名前の温泉は青森県弘前市などにもあり、それと区別するためにも広く表記されている「岡山桃太郎温泉」という名称を採用する。
岡山桃太郎温泉は2つの施設がある。
そのまま「桃太郎温泉」と、「一湯館」。
使用源泉は同じとのことで、今回は「桃太郎温泉」の方へ。
岡山駅から無料送迎バスもある。
先述通り料理屋も併設されているので、バスで来て一杯やるのも楽しそうである。
岡山桃太郎温泉
看板の上の「ひなせ」というのが料理屋の名前。
昼食にはまだ早い時間だったので、今回料理の方は体験できなかった。
ちなみに「ひなせ」は地名の日生のことであろう。
漁業で有名な町だ。
年配の方を中心になかなかの賑わいである。
料金は大小タオル・館内着付で972円。
これでその気になれば10時から23時まで楽しめる。
健康ランド的な総合施設であり、大衆演劇を観劇することもできる。
その場合の料金は、温泉&観劇で1944円。
今回は時間の関係で、観劇もせず。
実際は観たかったのだが。
さらに宿泊施設もある。
素泊まりも二食付きも対応できるとのこと。
館内は平成に入ってからのオープンだが、昭和感がかなりあって和む
それでは浴場へ。
男女別にいくつも浴槽がある。
パネルの源泉名が「竜ノ口温泉」となっているが、最新の分析表の源泉名は「岡山桃太郎温泉」となっていた。
やはり後者を採用。
館内着はこの時点で自分から選択する。
今回滞在時間を長くとれなかったので、館内着は使用せず。
質実剛健なロッカーが多数並ぶ。
先客はまだそれほど多くなさそうだ。
では浴場内へ。
内湯スペースには岩風呂とジェット風呂、そして水風呂がある。
かけ湯コーナーも。
こちらは源泉かけ流しだ
洗い場のシャワー、カランとも源泉使用。
湧出量380リットル/分の成せるわざだ。
奥のジェット風呂にもオーバーフローあり。
ただし加温循環併用のようだ。
さらに僅かに消毒の塩素臭もあった。
今回水風呂は使用しなかった。
この岩風呂も加温・循環併用かけ流しと思われる。
同じく僅かに消毒の塩素臭がある。
源泉のインプレッションは一番湯使いのよいところで、後ほど。
露天エリアには桧風呂と元湯の2つの浴槽がある。
お察しの通り、元湯の浴槽がぼく的にはメイン。
よって桧風呂より紹介。
屋根はあるが、なかなか広い浴槽。
無色透明な湯がよく映える。
桧風呂の脇にくぐり戸みたいなものが。
女湯との通路のようだ。
良識に任されている仕組みか
屋根はあっても開放感はなかなか。
遠くの景色も見える。
オーバーフローはかなりの量。
加温かけ流しであろう。
ただし僅かに消毒の塩素臭あり。
掃除の残り香かどうかは不明。
湯口が意外にも天井からのご覧のパイプ。
通常は浴槽内に浸かっている。
仮設みたいで面白い。
冬季に限り浴槽内に直接投入するための暫定的な処置かもしれない。
元湯浴槽を除けばここ↑が一番居心地がよい浴槽だった。
ではメインの元湯浴槽へ
浴槽規模は2~3人ぐらい。
ここの浴槽だけ僅かにささ濁って見える。
理由は後述。
浴槽規模を考えると十分なかけ流し量。
ドバドバと言ってよいレベルだ
非加熱の完全かけ流しである。
使用源泉名は先述の通り、そのまま「岡山桃太郎温泉」。
源泉温度41.2度、pH9.3の、アルカリ性単純温泉。
成分総計は0.43g/kg。
くしくも弘前市の桃太郎のそれと同じ泉質だ
心地よいタマゴ臭がある。
元湯浴槽では消毒臭は全く感じなかった。
甘味を含むタマゴ味も美味しい
そして大量の細かな気泡
ささ濁って見えたのは、この気泡だったのだ。
あっという間に全身泡まみれになる。
アルカリ性の湯であり、さらに炭酸イオンも18.2mgあるため、浴感はしっかりスベスベ。
そして大量泡付きでニュルプチの極上浴感である
温度も非加熱のため、冬季でやや下がり39度ぐらいだっただろうか。
いつまでも入っていられる。
この浴槽1つのためだけにでも、エリアを考えると972円を支払う価値は十分ありと思った。
岡山桃太郎温泉
岡山県岡山市北区牟佐2915-1
086-229-3900
立寄り入浴料 972円(大小タオル、館内着付き)
<源泉:岡山桃太郎温泉>
アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・温泉)
41.2度
成分総計 0.43g/kg
無色透明
元湯浴槽で気泡のため白っぽくささ濁り
タマゴ臭あり
タマゴ味、甘味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
大量の細かな泡付きあり
元湯浴槽で完全かけ流し
2017年1月入湯
※数値はH28の分析表より