大鰐温泉の主に共同浴場を巡る合間に1湯挟んだのは、弘前市の湯。
弘前の温泉は後程たっぷりと廻るのだが、このとき訪れたのはJRなら大鰐温泉駅の次の駅、JR石川駅と岳南鉄道大鰐線の石川駅の合間に位置する「石川温泉」。
羽州街道からさらに入り込んだ場所にあり、少々分かりにくい。
元より旅館営業をしていたようだが、現在は日帰り入浴のみのようである。
敷地内に入っても温泉の文字はなかなか見つけられない。
入口らしき庇の下に行って、初めてこの建物が石川温泉であることを確認した。
石川温泉
駐車場には車が少しあり、地元では共同湯的に使われているのだろうか。
入浴料は350円。
朝6時からの営業である・・・青森の温泉施設はホント、朝が早いのが多い![]()
広間を使うと別料金だが、このソファ↑などで寛ぐ分には入浴料に含まれる。
それでは浴場へ。
男女別の浴場が1つずつで露天風呂などは無い。
ここに掲げてあった温泉分析書は昭和57年のものであるが、これよりも新しいものを見つけることができなかった。
よって以下の数値はこの昭和57年のものに準ずるので、実際の源泉とは少々違っているであろう。
脱衣所は広め。
先客は1人だが、後程独り占め状態となった。
おそらく昭和57年の開業当時のままなのかもしれず、全体的にヤレ感はあるものの、広々とした浴場にヒタヒタとオーバーフローが流れる姿は素晴らしい![]()
浴室全体にうっすらと漂う金気を含んだようなタマゴ臭にウットリ。
洗い場も広く、シャワーも備え付けられている。
シャンプー類は皆さん、持ち込んでくるのかな。
カランを捻ると・・・
なかなか熱くならないが、しっかり源泉が出てきた![]()
レンズに水滴が付いていた↑ため一部不鮮明、あしからず。
広い浴槽は途中で仕切られており、奥側が熱い湯、手前の広い方がぬるい湯となる。
色づいて見えるが源泉はほぼ無色透明。
源泉名「川原田源泉」は、源泉温度38度、pH7.2の、ナトリウム-塩化物温泉。
成分総計は1.913g/kg。
湧出量は動力揚湯で150リットル/分とのこと。
では湯口がある熱い方の浴槽から。
こちらの浴槽はかなり熱めであり(44~45度ぐらいか)、分析表の源泉温度(38度)を考えると加温しているのかもしれないが、現状は不明。
僅かな金気臭、僅かなタマゴ臭がある。
淡い鉄味、淡いタマゴ味、僅かな塩味、僅かなダシ味がある。
やはり僅かだが炭酸風味を感じることができた。
マイルドだがバランスのよい味わいの源泉だ![]()
しっかりとしたツルスベ感が心地よい。
細かな黒やオレンジ色の湯の花が舞っていた。
それではぬるい方の浴槽へ。
湯は境部分の下にある穴からと、境を越えたオーバーフローによって注がれている。
ぬるい方の湯もヘタっているわけではなく、ゆったりと寛げて良いのだ。
泡が付くかもという話もあったが、ぼくが入ったときはほとんど確認できなかった。
それでも心地よい浴感の素晴らしい湯であることは間違いない。
温まりもなかなかなもので、成分総計の割に湯力はかなりのものだ。
大鰐温泉もステキなのだが、この石川温泉に来て、これから続くであろう青森の個性的な極上湯のことを思うとニヤニヤが止まらないのであった![]()
石川温泉
青森県弘前市石川字川原田
0172-92-2752
入浴料 350円
<源泉:川原田源泉>
ナトリウム-塩化物温泉 (低張性・中性・温泉)
38度
pH7.2
成分総計 1.913g/kg
150リットル/分(動力揚湯)
ほぼ無色透明
微金気臭、微タマゴ臭あり
淡鉄味、淡タマゴ味、微塩味、微ダシ味あり
微炭酸風味もあり
しっかりとしたツルスベ感あり
完全(加温?)かけ流し
2016年10月入湯
※数値はS57の分析表より




















