塩原 塩釜温泉 ホテル塩原ガーデン <内湯「四季の湯」編> ※2016年9月に廃業 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹いてるテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録のための温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが、その湯は知ってる知らない、入った入ってないで張り合うつもりは一切ありません。そのほか酒や食話、もちろん音楽のことも取り上げます♪

2016年4月の塩原あたりの湯めぐり、塩原最後の湯として立寄ったのは塩釜温泉エリアにある「ホテル塩原ガーデン」。
昭和の大型ホテルだが、どくとなくレトロモダン感のあるホテルだ。
 
 
塩釜エリアを流れる箒川と、塩の湯エリアを流れる鹿又川が合流するエリアに位置している。
時代の流れでその規模を持て余しているように見えたのだが、ぼくが訪れた後、誠に残念ながら2016年の9月を持って廃業してしまったとのこと。
名残惜しいために、源泉の違う内湯編と露天編の2回に分けてアップする。
 
 
塩釜温泉 ホテル塩原ガーデン <内湯編>
 
 
 
ホテルのロゴがまず気に入ったにひひ
平日の昼下がり、宿泊のチェックイン前時間ということもあるだろうか、館内にお客の姿は見えない。
同じ大型ホテルのホテルニュー塩原とはそのあたりが全然違った。
立寄り入浴料は通常1000円らしいが、例によって「おもて那須手形」で無料入浴ニコニコ
 
 
ロビーの調度が何ともレトロモダン。
この椅子やテーブル、かなり好みであるにひひ
昔からこうだったのか、最近になって狙ったのかは分からなかった。
 
 
何ともチープ感が漂うゲームコーナーのそばにオーロラなる看板があった。
残念ながら施錠されていたが、その昔はグランドキャバレーみたいな感じだったのだろうかと勝手に想像する。
 
 
男湯と女湯では共通の源泉もあるが、それぞれ違う源泉も使用している。
すなわち源泉が3本あるのだ。
日帰りだとどちらかしか入れないため、全ての源泉を制覇するには宿泊しないといけないのだが、それも今や叶わぬこととなってしまったしょぼん
 
では男湯へ向かおう。
 
 
ロビーから浴場までは階段を下っていく。
 
 
男湯は内湯の大浴場が「四季の湯」、露天風呂が「かじかの湯」となる。
ちなみにこのときの女湯は内湯が「やしおの湯」と「せせらぎの湯」、露天風呂が「もみじの湯」となる。
男女とも内湯は同じ源泉だが、「かじかの湯」と「もみじの湯」の源泉が違い、「もみじの湯」の源泉(鹿又2号)がどうやら一番評判が高いようなのだが、残念ながら逃したのであった。
 
 
そして浴場はさらに下る。
良い湯は階下原則なので、厭わないのだニコニコ
 
 
脱衣所は広く、そして無人。
終始貸切状態で入ることができたニコニコ
 
では浴場内へ。
 
 
広い上に、一面が全部窓なため、明るく開放感がある。
浴槽は広さの違う2つがくっついて並んでいた。
 
 
洗い場も広く、シャワーを備えたカランが並ぶ。
シャンプー類もちゃんとしていそうである。
 
 
カラン&シャワーは入口入って右側にも少し。
鏡がしっかり大きいのも浴場を広く見させているのかもしれない。
 
では浴槽へ。
まずは手前の大きな方の浴槽から。
 
 
ほぼ無色透明の湯は、源泉名「塩釜区右岸」。
源泉温度57.3度pH6.6の、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
成分総計は1.183g/kgである。
しかし分析年が昭和54年と古いので、実際の内容に変動はあるだろう。
 
 
湧出量は210.6リットル/分となかなか多く、先に述べた女湯の内湯や、客室の露天風呂にも使用しているらしい。
 
 
オーバーフローはしっかりあり、少なくともこのときは完全かけ流しと思われる。
 
 
2つの浴槽に跨る形で湯口がある。
使用源泉は言うまでもなく同じだ。
 
 
ほぼ無臭だが、ごく僅かに薬臭っぽいニュアンスも感じられた。
嫌な消毒臭などは全くない。
仄かに淡く塩味もある。
 
 
しっかりとしたスベスベ感があったニコニコ
件の昭和54年の分析表によると、炭酸水素イオンは0mgだが、炭酸イオンが162.9mgと驚異的な数値になっている。
もし本当なら激トロトロになっていると思われるので、これは現在の数値とはかけ離れているだろう。
 
奥の浴槽へ移る前に、広い窓からの眺めを。
 
 
写真がヘタで申し訳ないが、これが川の合流点であろうか。
吊り橋も見える。
 
それではほとんど違いは無いが、奥の浴槽へ。
 
 
こちらの方が熱いのかと思ったら、そうでもなかった記憶が(あやふや)。
 
 
奥の湯口のところに白い石で何かアルファベット(&♡)らしきものが書いてあったのだが、全体を写真で押さえるのを忘れてしまい、何て書いてあったか分からない(^o^;)
 
 
小さな方の浴槽でも数人は入れる規模。
何とも贅沢な貸切使用であった。
 
 
この浴槽にもう入れないと思うと、誠に残念。
結構堪能してきたつもりだが、やはり名残惜しいものだ。
 
では次に露天風呂編を。
 
 
 
塩原 塩釜温泉 ホテル塩原ガーデン ※2016年9月に廃業

栃木県那須塩原市塩原
立寄り入浴料1000円のところ、おもて那須手形で無料
 
内湯 (四季の湯)

<源泉:塩釜区右岸>

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉 (中性・低張性・高温泉)

57.3℃

pH6.6

成分総計 1.183g/kg

210.6リットル/分

ほぼ無色透明

ほぼ無臭~微々薬臭あり

微淡塩味あり

しっかりとしたスベスベ感あり

完全かけ流し

 

2016年4月入湯

※数値はS54の分析表より