亀岡温泉ホテルを堪能した後は、この日の宿のある九十九里浜沿いの旭市へ移動。
旭市の温泉は久しぶり(以前はこちら)。
これが思っていた以上に時間がかかった(^^ゞ
距離も相当にあり、湯巡りとしてはかなり無駄のある動きだ。
相変わらずツメの甘い計画である(^_^;)
途中、ラーメン屋で食事をした時間もあったが、目的地「飯岡温泉 グロリア九十九里浜」に着いたのは21時半頃。
当然真っ暗だったので、以後写真は翌朝に撮ったものと混在します。
以前は別の名前の宿泊施設だったが、平成18年に今の会社が引き継いでこの名前に。
↑の写真の右側を進むと入口がある↓。
立寄り入浴もやっているが、基本的にはビジネスホテルである。
飯岡温泉 「グロリア九十九里浜」
飯岡の海からも近いのだが、まずは暗くてよく分からない。
今回2人でベッド2台のワンルームタイプを借り、素泊まり3000円/人。
3~4人部屋だと1人当たりはもっと安くなる。
この料金と、自家源泉であることがこの宿にした決め手であった
ちなみに立寄り入浴だと800円。
しかし、入浴できる時間が…うわ、22時までだ
すでに終了まで30分を切っている…危なかった
しかも朝風呂はやってない
ここまで来て温泉を逃したら意味がないので、浴場へ急いだ。
浴場は広くはないが、男女別に内湯と露天風呂がある。
当然終了間際に入りに来る宿泊客が何人か居た。
こうなれば終了しきるまで粘り作戦
浴場内は…またもや湯気で真っ白。
どうにもならないレベル(^_^;)
シャワーの使用が多いと湯気が溜まるんですよね~。
とりあえず浴槽に近づいてみる。
3~4人用の浴槽が幅一杯に備え付けられている。
窓の外の露天風呂はこの浴槽の中なり縁なりを通らないと行けない構造だ。
洗い場はしっかり大浴場設備で、浴槽の広さに比べて洗い場は広い。
ちなみに建物の上階には温泉ではないがシャワー設備があるようだ。
源泉の詳細な分析表は見当たらなかった。
源泉温度17度、pH8.6のアルカリ性のナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉を加温・循環して使用している。
先述したように、敷地内から湧出している自家源泉だ。
オーバーフローは残念ながらあまり見られないが、浴槽の縁には源泉由来の沈着らしき模様が見受けられる。
嬉しいのは浴槽のカランを捻ると非加熱の源泉を自由に注ぐことができるのだ
これゆえ加温循環併用かけ流しと言ってもよいであろう。
塩素消毒はしているようだがが、嫌な消毒臭はしなかった。
源泉は僅かなヨード臭、モール臭、そして芳しいタマゴ臭もある
しっかりとしたタマゴ味、重曹泉でモール泉らしい強めの甘味、ごく僅かだが金気味もあった。
透明度は15㎝ほどだが、黒が強めの黒褐色。
しっかりとしたスベスベ感が心地よい
非加熱源泉をカランから注ぎまくっていると当然湯温は下がってくるが、ラストの客だからよいであろう
この写真↑の手前側のガラス戸を開けると露天風呂に出られる。
露天風呂はフラッシュを焚かないと写せなかった。
せいぜい2人までのサイズ。
内湯みたいにカランは無い。
浴槽内で内湯と繋がっているようだ。
源泉投入が自由にできる内湯の方が当然鮮度はよくなる。
ただ湯気で蒸されれた状態から解放され、海の香りを含んだ夜風を当たりながら浸かるのはやはり気持ち良い。
日中ならこの壁の向こうに海が見えるはずだ。
宿泊したわりに湯に入れる時間が少なかったのが少々残念だったが(朝風呂に入りたかった)、加温循環ながらやはり源泉そのものの魅力もしっかり味わえたのは良かった。
別の飯岡温泉の源泉もいずれチェックしに行かねば。
飯岡温泉 「グロリア九十九里浜」
千葉県君旭市下永井809-67
0479-50-5522
素泊まり 2人の場合は3000円/人 (立寄り入浴 800円)
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 (アルカリ性・低張性・低温泉)
17度
pH8.6
成分総計 1.041g/kg
黒褐色15㎝
モール臭、タマゴ臭、微ヨード臭あり
しっかりタマゴ味、強めの甘味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
加温循環
内湯で非加熱源泉を自由に投入可
2016年2月入湯
※数値はH18の分析表より