紀伊勝浦を後にした我々は、仕事で離脱した湯友1人以外の3人となり、向かったのは日本最古の湯、開湯1800年と言われる湯の峰温泉。
個人的には2003年以来、12年ぶりの再訪。
しかしそのときはまだ温泉好きに毛が生えたぐらいのレベルで、旅館(あづまや)に泊まったらもう湯に満足してしまい、公衆浴場はおろか世界遺産の「つぼ湯」も予約ですぐ入れなかったので諦めてしまうという体たらく(^_^;)
今回は公衆浴場もつぼ湯も入り、宿にも泊まろうという気合で訪れた。
まずは温泉神社ではなく、天台宗の寺院「東光寺」に会釈。

雨がかなり強く降ってきたが、熊野の地は雨もよく似合う。
すぐそばには温泉スタンド、いや「温泉くみとり所」がある。

公衆浴場の建物には、男女別の一般の公衆浴場と、男女別の「くすり湯」の2種の浴場がある。
一般の公衆浴場は温度の高い源泉に加水して使用しているが、「くすり湯」は加水なしでの使用。
もちろん向かうは「くすり湯」である
湯の峰温泉 公衆浴場 「くすり湯」

めざすはこちちらではない。
まあ次に来たときは、こちらも試してみようかな。

料金は「くすり湯」のみだと390円だが、我々はこの後「つぼ湯」にも入る予定だったので、2つ合わせて770円の入浴券を購入。

ちなみに写真はないが、家族湯が30分で510円/人である。
さて、浴場に入るとコクのある硫黄臭系の芳香が心地よい
浴槽のサイズは、中に段差もあるので3人ぐらい用だろうか。
ほぼ無色透明な湯は、源泉温度89.6度と高温の含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉を、加水なしで完全かけ流しにて使用している。
なお色は少し白く、あるいは青白くやや濁りのこともあるようだが、透明な方が新鮮な証拠である。
洗い場は浴槽サイズなりの3人前。
シャンプー・石鹸の使用を禁じているように、シンプルである。

カランからは源泉が出る
でも熱湯状態ではないので、ご安心を。
源泉は掘削自噴しており、貯湯して冷ましているのか、熱交換器を使用しているのかは不明だが、素晴らしい湯をそのまま使用できるようにしてもらえるのはありがたい。
湧出量は掘削自噴で87リットル/分。
先述の通り、コクのある硫黄臭の他、仄かなアブラ臭がする。
コクのあるタマゴ味、淡い塩味に淡い甘味も感じた。
泉質の含硫黄だが、総硫黄は5.3mg。
ちなみに成分総計は1.781g/kg。
湯口にはしっかり白い湯の花がまとわりついているように、湯の中でも舞っていた。

浴感はしっかりとしたツルスベ感
pHは7.8の弱アルカリ性だが、炭酸水素イオンが774.9mgと総計の割にはなかなかの量。
しかしそれより浴感に貢献していると思われるのが、炭酸イオンの54mgである。
温度も実にちょうどよく、総じて極上の湯
素晴らしい
つぼ湯を待たずしても、さすが湯の峰の湯だ。
最後に浴場から見える、湧出現場と思われる写真を。
湯の峰温泉 公衆浴場 「くすり湯」
和歌山県田辺市本宮町湯の峰110









