
鶯宿の「元湯旅館 かどや」に泊まった翌朝、鶯宿の湯はまだ立寄りできないため、朝8時から立ち寄れる「休暇村 岩手網張温泉」へと向かった。
後ろに聳える高い山がおそらく岩手山であろう。
山に囲まれた、風光明媚な国民休暇村である。
休暇村 岩手網張温泉

立寄り入浴料600円のところ、例の雫石温泉郷入浴券により、420円。
館内は広く、浴場までもかなりの距離がある。

窓から雪山を眺めながら移動。
こちらの網張温泉は、宿の裏側にある犬倉山の南側から約2kmほど引き湯されている。
途中にある説明パネルを見入った。
なおこちらの宿から少し登ったところに混浴の野天風呂「仙女の湯」があるのだが、残念ながらまだ4月末でも冬季閉鎖中。
同じ源泉を使用しているとはいえ、少しでも源泉に近いから入ってみたかった。
まあイカれた湯友たちなら源泉湧出地まで行こうと言うかもしれないが、硫化水素ガス発生で危険地域である。
本館の他に日帰り専門の「薬師の湯」という施設があったが、源泉は同じで別料金のため今回は見送った。
他に足湯もあったようだが見逃した。
これはよいだろう(^^ゞ
さて、館内の浴場は男女別に内湯と露天のある「大釈の湯」、内湯のみの「白泉の湯」の2つ。

また、湯の色が日々変わっている旨が書かれていた。
さすが硫黄泉
では先に「大釈の湯」を目指す。

ここでスリッパに履き替えてからがまた遠い
浴場をハシゴした帰り際にはスリッパに履き替えたことをすっかり忘れてしまい、玄関に着いてからまたここまで戻ったよ(^o^;)
先が霞む廊下を淡々と進む。
でも浴場が遠いのって逆にワクワクするものだ
ようやく浴場に到着。
暖簾には「見晴の湯」とあるが、以前の名前らしい。
何が変わったのかは不明。
浴場は十分に広い。
浴槽もそこそこ広いのだが、浴場全体がそれ以上に広いため、少々人がいてもあまり混雑感はしないように作られているようだ。

洗い場はカランの数は数え忘れたが、新しくて綺麗。
ただし温度調整ができないタイプだった。
注がれる湯は源泉名「網張新湯」。
源泉温度72.9度、pH4.1の弱酸性の単純硫黄温泉(硫化水素型)。
この日は浴槽で青白くささ濁っていた。
源泉温度が高いため、2km引き湯しても加水が必要なようだ。
よって加水かけ流しにて使用されている。
コクのある硫黄臭がある。
タマゴ味の他、僅かな鉄味、僅かな酸味を感じた。

スベキシ感がある。
成分総計0.232g/kgの中、炭酸イオンが29mgあるのでもっとツルスベ感があってもよい気がするも、全体のバランスの中でそれほどでもないのがやはり面白い。
数値だけの早とちりはしないようにせねば。
他には白い細かな湯の花が多数舞っていた。
では露天風呂へ。
源泉温度が高い場合、露天の方が加水の量が少ない可能性があるので期待
こちらも加水かけ流しではあるが、オーバーフローはまずまずの量。

赤茶色の沈着の上にクリーム色の析出物が重なる感じが美しい
鉄分は総鉄イオンが0.5mg/kgとそれほど多くはないが、風味にも出ていたので沈着も納得。
屋根はあったものの、雪山を遠くに見ながらの露天風呂、やはり気持ちよかった
それではもう一つの「白泉の湯」へ。
着衣してでの移動となる。

浴場入口でもやはり湯温がチェックできるが、先ほどの入口近くとは温度が違う(^^ゞ
現場前の方が信用できる数値であろう。

「大釈の湯」では写真にはないものの先客がいたが、こちらでは独り占めできた。
扇形の浴槽はやはり加水してのかけ流しだが、幾分浴槽が小さく湯温も高いため、少し新鮮な気がした…まあ気がしたというレベルだが

こちらの浴場は程よい広さというか狭さというか、落ち着く感じ
カランは「大釈の湯」と同じ仕様。

使用源泉は同じでちょい温度高め、よりタマゴ系の風味もちょい増し具合。
山の上の白濁系の硫黄泉、綺麗な浴場でしっかり楽しめました~
休暇村 岩手網張温泉
岩手県岩手郡雫石町長山小松倉14
019-693-2211
立寄り入浴料 600円のところ、雫石温泉郷入浴券で420円
<源泉:網張新湯>
単純硫黄温泉(硫化水素型)
(低張性・弱酸性・高温泉)
72.9度
pH 4.1
成分総計 0.232g/kg
源泉は無色透明
浴槽で青白くささ濁り
コクのある硫黄臭あり
タマゴ味あり
微鉄味、微酸味あり
白い細かな湯の花多数
赤茶色の沈着の上にクリーム色の析出あり
スベキシ感あり
加水かけ流し
2015年4月入湯
※数値はH26年の分析書より













