心地よかった「小枝旅館」。宿を一歩出ると鶯宿温泉街は、実にゆっくりとした時間が流れている


すぐに道が3つに分かれている地点に到達。
真ん中を行くと、今度は地味というか、まあ普通にシンプルな宿に出会う。

よし、次の立寄りはこの「民宿とちない」にしよう。
鶯宿温泉 「民宿 とちない」

素泊まりもできるが、一泊二食でも5000円台からあり、リーズナブルにも利用できる宿。
ロビーもシンプルだが居心地はよさそう。
ストーブが出してあったが、4月も末、さすがに火は入ってなかった。
浴場は予想に反して階上、3階にあった。

階段にて浴場へ向かう。
配湯だが湧出量が十分あるため、3Fまで問題なく上がってくる圧はあるのだろう。

浴場はさらに階段を上がったところにあった。
ではその浴場へどうぞ~

窓が広く、何とも開放的な浴場
お~っと思わず声がもれた
桶や椅子もきれいに並べられており、静かにオーバーフローされる湯も美しい。
女湯との境の壁は、曇りガラスのブロック?が並ぶなかなか色っぽいものだが、実際向こう側は全く見えないのでご安心を
さて、では浴槽にフォーカス。
投じられる湯は鶯宿温泉「杉の根の湯」。
「小枝旅館」と同じ源泉だ。
源泉温度57.9度のアルカリ性単純温泉。

この源泉を完全かけ流しにて使用している。
なお分析表は2種あり、「杉の根の湯」が平成16年、「八九四の湯」が平成9年だったから、「杉の根の湯」を使用していると解釈し採用するが、混合している可能性も否定できない…宿に確認すればよかった。
→その後確認し、杉の根の湯はそれ自体が八九四の湯も混合した混合泉とのこと。

無色透明で、浴槽床の細かなタイルが美しく映える。
洗い場の3人が使用するとなると、十二分な広さである。
湯口は浴槽内にある。
「小枝旅館」と同じく、新鮮な状態で楽しめるわけだ。
焦げた香りがあり、僅かにタマゴ臭もある。
タマゴ味と、ごく仄かな塩ダシ味も感じた。

「小枝旅館」で見られた湯の花はほとんどない。
そして心地よいスベスベ感があった

宿も近く、同じ源泉を使っても、このように表情の違いをしっかり感じられて、何とも楽しいハシゴ湯。
垂直だ、水平だとマニアックにワインのテイスティングをしているよりも、もしかしたらディープな楽しみであろう
そしてこの開放的な浴場は非常に居心地がよく、とても気に入ったのだった
鶯宿温泉 「民宿 とちない」
岩手県岩手郡雫石町鶯宿第6地割13-1
019-695-2026
立寄り入浴料 400円
<源泉 : 鶯宿温泉 杉の根の湯 (混合泉)>
アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
57.9度
pH 8.7
成分総計 0.6446g/kg
湧出量 788リットル/分
無色透明
焦げ臭あり
微タマゴ臭あり
タマゴ味あり
微々塩ダシ味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2015年4月入湯
※数値はH16年の分析書より








