他の共同浴場とは少し違う方向にある。
こちらも県道沿いにあるのだが、思わず見過ごすほどの民家感

というか、民家である。
民家の玄関になぜか赤い暖簾がかかっているのだ

道路から見える高い看板↓がないと、まず通り過ぎるであろう。
東根温泉 「いしの湯」
もちろんよく見ると、浴場の玄関と民家の玄関はしっかり別。
暖簾のある浴場の玄関から入り案内を乞うと、民家の方から中を通って女性が出てきてくれた。
入浴料は200円。
浴場の奥にはシンプル極まりない休憩室がある。
ここまで何もないと、逆に民家感は薄まるが(^^ゞ
浴場は男女別に内湯が1つずつ。
どうやら完全に独り占めにて入れそうである。
浴場は小さく、浴槽もせいぜい二人でいっぱい。
床や壁はその名の通り石だが、浴槽は好みの小タイル。
なかなかシブくで見た目できゅんきゅんくる
淡黄褐色透明の湯が美しい。
しかしよく見ると湯が浴槽の縁まで届いてない。
前の入浴者が寸前まで居たのか(でも床は乾いていた)、溜め湯の途中なのか分からないが、循環などもちろんしてない浴槽、何とか溢れさせたい。
浴槽の横にある小さな枡には源泉が静かに注がれている。
源泉温度67.5度の東根温泉協同組合15号源泉である。
そう、「巽の湯」とは違う源泉だ
そこに2本のホースが突っ込まれている(蛇口などに装着されているわけではない)が、ホースの先は浴槽の外(最初の浴槽写真)。
これが少なくともメインの湯口ではない。
メイン湯口は浴槽の中にある。
写真↑の真ん中あたりにある小さな穴がそれだ。
源泉温度も熱いため投入量は最初から少ない。
このまま待っていてもなかなか湯が溜まらないので、先のホースの端を2本とも浴槽に突っ込んでみたら・・・。
お、微妙な位置関係のせいか、ちょろちょろだが2本から源泉が流れ込んでくれた。
なんてことない、常日頃からこうやって調整しているんだろう
どちらにせよ、完全かけ流しの浴槽である。
湯も溜まったところで湯の話。
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。
溶存物質総量は1151mg/kg。
pHは8.0の弱アルカリ性。
泉質的に炭酸水素塩温泉でなく硫酸塩温泉。
それぞれのイオン量は164.7mg、161.6mgと多くはないが拮抗している…だったら両方並べてもいい気がするなぁ。
含硫黄の硫黄総計は2.3mgだから、それほど特徴的にはならないが、タマゴ臭とタマゴ味はしっかりあった。
アブラ臭もちゃんとあり、仄かなアブラ味に甘味と僅かな苦味を感じた。
少し見える洗い場だが、浴槽サイズにあった大きさというか小ささ。
湯には細かな白っぽい湯の花らしきものも舞っている。
源泉を普段より足したため熱かったが、ツルスベ感がしっかりあって気持ちよい
浴槽サイズも何ともこじんまりと落ち着く
ぼくが出た後もしばらくはホースを入れておいたが、かなり熱くなってきたのでホースは定位置へ。
帰りに無人の女湯も観察させてもらった。
完全にシンメトリーで、源泉枡も繋がっているのがわかった。
雰囲気といい湯といい、これまたお気に入りの浴場となったのであった
東根温泉 「いしの湯」
山形県東根市温泉町1-22-5
0237-43-2201
入浴料 200円













