肘折温泉街に別れを告げ、肘折温泉郷の中に入る黄金温泉の「カルデラ温泉館」を目指した。
黄金温泉は肘折温泉街に入る前に「金生舘」に立寄っている。
このときの肘折温泉郷巡りは黄金温泉で始まり、黄金温泉で〆ることとなった

なお前も触れたが、もう一つの黄金温泉の宿「朝日館」は、今度は電話して立寄りを伺ったが、できないといわれてしまった

さて「カルデラ温泉館」は黄金温泉の宿とは少し離れたところにあり、大きくしっかりとした日帰り施設。
その立派な佇まいは、味わい深い肘折の温泉街の後だとスルーしてしまいそうになるが(実際に肘折温泉の立寄り専用「いで湯館」はスルーした)、高温泉と冷鉱泉の2源泉を別々に使っていると聞き、寄ることにしたのだ。
建物に近づくと源泉槽らしきものを発見。
垂れ流れていたり、温泉藻も確認できるが深追いはしないことにした
黄金温泉 「カルデラ温泉館」
入浴料は450円。
男女別の浴場と、男女入れ替えの露天風呂がある。
ちなみになぜカルデラという名がついているかというと、直系2kmの肘折カルデラという窪地の中心地に位置するからだそうだ。
受付を済まして館内を進むと、まず行き当たるのが大きな飲泉所。
こちらに引かれているのは冷鉱泉の炭酸泉。
テイスティングの前に2源泉について、予習を
冷鉱泉の源泉温度は7.6度とかなり冷たい(新しい分析表では9.4度)。
無色透明でほぼ無臭。
強くはないが、はっきり炭酸風味とシュワシュワ感がある。
飲みにくい味という表記を見たことがあるが、このときはそんなことは感じない。
7.6度のときの分析表では遊離二酸化炭素が1412mgあったため、単純二酸化炭素冷鉱泉と名乗れたが、新しい分析表では881.6mgのため、単純冷鉱泉(二酸化炭素型)という見慣れない表記になっていた。
まあ遊離二酸化炭素の量はなかなか安定しないようなので、あまり数値は気にしないことにしよう。
この炭酸泉は男女別の浴場の中にも引かれているので後ほど。
また、この源泉はおそらく「金生舘」の庭先でチェックした源泉と同じなのかもしれない
では男女別の浴場へ。
この力強い赤い文字が頼もしい
結構お客はいるように思えたが、運よく独り占めにて入ることができた。
浴場も浴槽もなかなか広い。
10人近くは入れそうだ。
面白い意匠の窓から射し込む朝日が湯面に映えて美しい。
洗い場も広々ととられている。
ウッディな建物だが浴槽は石材系である。
源泉はほぼ無色透明だが、浴槽で仄かに黄白色となる。
源泉温度65.5度のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。
黄金温泉組合7号源泉の単独使用である。
加水してのかけ流しだ。
ちなみに「金生舘」は組合1号源泉を使用しているので、源泉が違う。
焦げ硫黄臭と昆布茶臭がする。
シュワシュワ感こそなく淡いが炭酸風味があり、淡い塩ダシ味も感じる。
僅かに苦味もあった。
遊離二酸化炭素は282.8mg。
しっかりとしたスベスベ感があり、そして嬉しいことに泡付きだ
これは予想以上によい湯でニンマリ
炭酸水素イオンは558.7㎎。
溶存物質総計は2.812g/kg。
pHは6.5の中性。
湯口と逆側にもう一つ、投入量を調節できるカランがある。
これが同じ源泉だったか加水だったか、メモに残ってない。
知ってる方、教えていただけたら加筆訂正します。
さて、この浴場の一角には先の炭酸泉のコーナーがある。
ベンチに座って、足と手を源泉に浸けることができるのだ。
これがもちろんのごとく冷たい。
この炭酸泉と、組合7号源泉の浴槽を交互浴するのが何とも気持ちよい
何往復したかなぁ
え、炭酸泉の全身浴はできないのかって?
あくまで形状的には手と足用で、全身浴用仕様でないのは明らか。
皆さんもそのつもりでご来場を。
まあとはいっても…(以下、文章・写真省略)
さて、内湯を出て一度着衣をする。
1つだけの露天風呂「竜神の湯」が男性用時間であることを確かめる。
ちなみに1時間ごとに交代なので、あまり露天風呂で長居はできない。
内湯と露天風呂を裸のまま移動しよとしているおっちゃん達に遭遇したが、それは違反です!
実際それぞれはちょっと離れているのだ。
途中このような何かの源泉が放流されているところがあった。
いちいちこういうのが気になってしまうのが、我ながら苦笑いだ(^o^;)
さて、露天風呂についてしばらくしたら貸し切り状態になった。
屋根はあるが、開放感もある。
浴槽は内湯よりもおそらく広い。
使用されている源泉は内湯と同じ黄金温泉組合7号源泉。
露天風呂だがやはり源泉温度が高いので、こちらでも加水してのかけ流しとのこと。
投入量はほどほどで、かけ流しもざんざんという感じではなく、また人も内湯よりは利用数が多かったようで、湯自体の状態は内湯の方がよかった。
それでも源泉の風味もしっかり感じられ、スベスベ感もしっかりあった。
内湯では確認できなかった細かなオレンジ色の湯の花があった。
見かけで判断してスルーしそうになったが、入ってしっかり楽しめる施設。
肘折に行った際にはオススメの湯である。
…以上で2014年9月の東北湯攻め、「金生舘」からの、肘折温泉郷シリーズは終わり。
でもこのときの湯旅はまだ続く~
次は山形県を少し移動~
黄金温泉 カルデラ温泉館
山形県最上郡大蔵村大字南山2127-79
0233-76-2622
入浴料 450円



















