肘折温泉 「若松屋 村井六助」 後編 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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前編に続き、肘折温泉「若松屋 村井六助」後編、すなわち内湯編。


肘折温泉 「若松屋 村井六助」



本館「若松屋 村井六助」には貸切湯が1つと男女別浴場が1つずつ。
他の肘折温泉の旅館と同じく露天風呂は無い。

もう一度、夜のロビーから。


ここを抜けて、階段を降りると浴場コーナー。


貸切の「幸の湯」が空いているようなので、そちらからいただくことにする。


暖簾の下に見える札を「入浴中」とすることで貸切となる。

貸切湯とあって、浴槽は小さい。
せいぜい2人まで。


そこに満たされるほぼ無色透明な湯は自家源泉村井源泉」を単独使用
現在の宿のサイトをみても単独使用とは書いてないのだが、浴場の入口に「幸の湯は六助源泉の貸し切り風呂です」と表示があったので、そちらの言葉を採用


源泉温度43度ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉完全かけ流しにて使用している。


投入量はさほど多くないが、浴槽が小さいためオーバーフローもしっかりあり、ぼくが入ったとき(翌朝を含め)も湯は新鮮だった。

湯口からは仄かな焦げ硫黄臭がする。
淡い炭酸の刺激臭もあり、炭酸味・シュワ感もしっかり感じられる。
重曹っぽい甘味もあった。
印象的には「上ノ湯」にやや似ていると思った。
遊離二酸化炭素632.2mg
なかなかしっかりした量だ。


源泉温度を考えるとやや熱めであり、もしかしたら組合泉を混ぜてるのかとも思ったが、ここは単独源泉使用説でいきたい。
炭酸水素塩泉らしいスベスベ感もしっかりあり、よい湯だ。
pH6.2中性で、溶存物質総量1.853g/kg
炭酸水素イオンは583.2mg


洗い場も一人用。
こじんまりと贅沢な空間に極上の湯


立寄りでも空いていれば入れるが、やはり宿泊でゆっくりじっくり味わいたい湯だ


次に男女別大浴場へ。


こちらも夜・朝とも独り占めで入ることができた。


畳敷きの脱衣所が、宿のおもてなし精神を感じる。


浴槽のは浅い部分と深い部分がある形。
源泉はほぼ無色透明だが、浴槽で白緑灰色にやや濁り
先の「幸の湯」とは装いがかなり違う。


洗い場もこちらは広く、4人分のカランがある。


注がれる源泉は組合2号源泉、3号源泉、4号源泉と村井源泉混合泉
混合状態で源泉温度55.6度の、やはりナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
幸の湯ではほとんど感じなかった金気臭が淡くある
淡い鉄味、甘味、酸味があった。
炭酸風味も僅かにあるが、幸の湯ほどではない。
やはり幸の湯とは少なくとも源泉状態が違うことは間違いない。


加水してのかけ流し使用
こちらもスベスベ感は十分感じる。
pH6.3で、炭酸水素イオンは674.8mg


オーバーフローもしっかりあり、床の沈着もよい具合だ。
こちらは溶存物質総量2.331g/kg
ちなみに遊離二酸化炭素579.3mg
成分総計にすると2.910g/kg


翌朝に行くと、昨晩よりは濁りが少ない
湯はさすがによい状態だ


幸の湯男女別浴場、どちらかと言えばやはり幸の湯の方が値打ちを感じるが、湯治をすればその日の具合で入り分けられるわけで、う~ん贅沢

おそらくこの宿だけでなく、肘折温泉の他の自家源泉を持つ宿ならこの贅沢感を味わえるわけで、やはりまた宿泊で再訪したいと強く思ったのであった。

唯一引っかかった点は、サイトではクレジットカード使用が可となっており、この後の湯巡りを考えてカードでの支払いをしようとしたが、別館の工事中でカード決済の機械もそちらにあるため決済できないと言われたこと。
それでも、後日振込みでもいいと言われたし、まあ現金もまだ少し余裕があったので問題なしとしよう



肘折温泉 「若松屋 村井六助」

山形県最上郡大蔵村大字南山496
0233-76-2031

幸の湯

<源泉:村井源泉> 

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性・中性・低温泉)

43度
pH6.2

溶存物質総量 1.853g/kg
ほぼ無色透明
微焦げ硫黄臭あり
淡炭酸の刺激臭あり
淡甘味、淡酸味、炭酸のシュワシュワ感あり
スベスベ感あり
完全かけ流し

男湯

<源泉:組合2号源泉、組合3号源泉、組合4号源泉、村井源泉の混合泉> 

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性・中性・高温泉)

55.6度
pH6.3

溶存物質総量 2.331g/kg 成分総計 2.91g/kg

源泉はほぼ無色透明
浴槽で白緑灰色にやや濁り

淡金気臭、微炭酸風味あり
淡鉄味、甘味、酸味あり
スベスベ感あり
加水かけ流し


2014年9月入湯
※数値はH1、H22の分析表より