板柳町には高増温泉の他にも公衆浴場がいくつかある。
今回はもう1湯だけ立寄った。ＪＲ五能線「板柳駅」からも近い、板柳温泉公衆浴場。
建物はかなり目を引く存在感。
弘前市の女学校の校舎を移築したとのこと。
最近になってペンキを塗り直したのか、ちっとも古びて見えない。
古びたといえば、裏にあった板柳温泉旅館部は激渋の外観に混浴内湯や味わい深い家族風呂がいくつもあったのだが、残念ながら廃業。
間に合わなかった
板柳温泉 公衆浴場
入浴料は350円。
建物は女学校の校舎だったが、中は番台形式だ
朝は7時から営業。
訪れたのは8時頃だった。
味わいある浴室へのアプローチは写真を撮り忘れた(＞_＜)
脱衣所も写真なし。
先客が脱衣所と浴室に。
入口のガラスから1枚。
浴槽は２つに仕切られているが、浴室全体はシンプル。
広さも今までの公衆浴場に比べたら、それほどの広さではない。
この写真でも床がヒタヒタなのがお分かりであろう。
もう当たり前のようにざんざんのオーバーフロー。
湯の話の前に洗い場を。
ごくごくシンプルで、固定式なシャワーなど、それなりの年季を感じる。
カランは以前はプッシュ式だったようだが、現在は一般的な捻り式。
捻ればこれまた当たり前のように源泉が出てきた。
ただしこの源泉、成分はかなり濃い。
普通の蛇口から出して大丈夫なのだろうか。
２つに仕切られた浴槽だが、それぞれの湯温などに差は感じられなかった。
共に源泉は浴槽の下から注がれている。
完全かけ流しだ。
淡い黄緑色透明な湯は、源泉名「板柳温泉３号泉」。
1号泉、2号泉はどうなったのだろうか。。。
源泉温度が54.5度なので、少し冷ましてからの投入なのか。
成分総計が9.222g/kgある等張性のナトリウム-塩化物温泉。
pH8.0の弱アルカリ性で、淡いアブラ臭と淡いタマゴ臭、仄かに磯っぽい香りもあるか。
強めの塩味と淡いタマゴ味、仄かなアブラ味がある。
塩化物泉っぽいスベスベ感がある。
数値的には塩化物関係以外ではそれほど目立つものはないようだが、もちろん存在感はしっかり。
塩分しっかりで、冬はガッツリ温まることだろう
板柳温泉 公衆浴場
青森県北津軽郡板柳町福野田字実田48-13
0172-73-2152
立寄り入浴料 350円
＜源泉：板柳温泉 3号泉＞
ナトリウム-塩化物温泉（等張性・弱アルカリ性・高温泉）
54.5度
pH8.0
成分総計 9.222g/kg
淡黄緑色透明
淡アブラ臭、淡タマゴ臭、微磯臭あり
しっかりした塩味、淡タマゴ味、微アブラ味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2014年8月入湯
※数値はH22の分析書より