蔦温泉を後にして湯友たちと向かったのは、個人的にはこれまた久しぶり…1999年から15年ぶりに訪れる谷地温泉。
当時は古牧温泉のグループ系列宿で立ち寄り入浴料が300円だった。
古きよき湯治場の雰囲気そのままで、混浴でも男女(基本的に年配の方ばかりだが)交えてかなりの混雑だった記憶がある。
古牧温泉の親会社が経営破たん、谷地温泉も一度廃業したがめでたく復活、経営が伊東園ホテルズグループに移っている。
後から知ったのだが、これまた2015年の5月で経営が終了とのこと。
しばらくして2015年7月頃に別会社の経営で再開するそうだ。
2014年12月1日からすでに冬季休業ならびに改装工事のために休館しているらしい。
これもまた谷地温泉の運命なのだろう。
外観はあまり変わってないと思われた。

立ち寄り料金は500円になっていた。
一時閉館・改装することが分かっていたら、もっと館内写真も撮ってたんだが、風呂に逸る気持ちで全然撮ってない(^_^;)
では浴場へ。
男湯脱衣所の入口があった。

以前はこんな形でなかったはずだが、ちょっと覚えてない。
相変わらずの全体が木の浴場は、リニューアルされているだろうが、雰囲気は十分

谷地温泉の浴槽は、「上の湯」と「下の湯」の2つがある。
ほかに打たせ湯が別にあるのだが、立ち寄りでは入れなかった(と思う)。
「上の湯」と「下の湯」では源泉が違う。
ではまず「上の湯」から。

源泉名は「谷地温泉2号泉」。
ご覧の通り白濁している。
角度を変えてもう1枚。

違うカメラの写真で、色味がかなり違うなぁ(^_^;)
源泉温度42度の単純硫黄温泉(硫化水素型)。
pH5.2の弱酸性。
成分総計は0.732g/kg.。
淡いがコクのある硫黄臭があり、仄かな酸味がある。
ごく僅かな苦味もあり。

見た目よりかはあっさりした湯で、ややスベ感があった。
もちろん完全かけ流し。
貸切状態で入れるとは思ってなかったので、3ショットを。
入浴時のポーズってなかなかこれという決め手がないなぁ(^o^;)
次は敷居の向こうにある「下の湯」へ。

こちらの源泉は「谷地温泉1号泉」。
源泉温度38度の単純硫黄温泉(硫化水素型)。
ほぼ無色透明だが白い湯の花が少しある。
「下の湯」は別名「霊泉」とも呼ばれ、何より足元湧出だ
谷地温泉が名湯とされるのも、このぬるい「霊泉」による部分が大きいだろう。
足元からプクプク湧く源泉の状況は写真に収められなかったが、新鮮この上ない湯は素晴らしい。
オーバーフローはこの穴から回収されていたが、もちろん完全かけ流しである。

その気になればずっと入っていられる、ほぼ不感温度の「下の湯」は、やはり淡いがコクのある硫黄臭がする。

pH4.51の弱酸性で総計は0.8g/kg。
「上の湯」よりかはやや酸味が立つが、弱酸味程度。
弱い苦味も感じた。
カルシウムが111.5mgほどある。
こちらもややスベ感。
「上の湯」もそうだが、炭酸水素イオンが少なく、硫酸イオンが400mg前後ある。
こちらの浴槽こそ人が大挙してじっと動かないというイメージだが、同じく貸切状態で入れたために、記念の3ショット。
やはりずっと入っていたくなる極上ぬる湯であった。
さて、谷地温泉の源泉はこの2つだけではない。
あがり湯に別源泉が使われているのだ。

こちらは分析表がなく詳細は不明だが、36度とのこと。
別の2源泉の混合かもしれない。
白い湯の花がこびりついており、苦味は他の源泉よりやや強かった。
経営が変わり改装され、この谷地温泉もどうなるだろう。
歴史ある青森の湯治場の雰囲気がしっかり受け継がれていることを切に望む。
青森県十和田市大字法量字谷地1
0176-74-1181
立寄り入浴料 500円
<源泉:谷地温泉1号泉>(下の湯)
単純硫黄温泉(硫化水素型)
(低張性・弱酸性・温泉)
38度
成分総計 0.800g/kg
ほぼ無色透明
淡いがコクのある硫黄臭あり
弱酸味・弱苦味あり
ややスベ感あり
白い湯の花少しあり
足元湧出
完全かけ流し
<源泉:谷地温泉2号泉>(上の湯)
単純硫黄温泉(硫化水素型)
(低張性・弱酸性・温泉)
42度
成分総計 0.732g/kg
白濁
淡いがコクのある硫黄臭あり
微苦味、微酸味あり
ややスベ感あり
完全かけ流し
(上がり湯は別源泉)
36度
コクのある硫黄臭あり
苦味あり
白い沈着あり
2014年8月入湯
※数値はH17の分析書より




