露天風呂は混浴である。

そういえば昔泊まったときの日記を見ると、「うど」という部屋だった。
窓枠が木製で、渓流のせせらぎが聞こえる雰囲気抜群のシチュエーションだった記憶があるが、窓から露天風呂の浴槽が丸見えだったと記してある。
混浴でも女性専用時間があったが、窓からこれだけ見えるとなるとなぁと、勝手に心配したっけ(^_^;)
さて、露天風呂への扉を開け、木製の階段を降りて行く。

木材の白さがまだ十分残っており、これが廃業してしまうのかと思うと、やはりもったいない。
メイン浴槽の手前には屋根のある小さな浴槽があったが、湯は張ってなかった。

ではメインの露天風呂へ。
混浴だが入口、脱衣所、浴槽への出入り口は男女別。
浴槽側からの風景は、わりと有名な構図だ。
温川温泉 「温川山荘 <露天風呂>」
暖簾のかかっている方が女性側。
ちなみに露天風呂の名前は「藤助の湯っこ」。
藤助とは創業者の名前なのだろうか。
実は到着したときに先に脱衣所には到着したての男性が一人いたのだが、脱衣しようとしない。
近くから子供と女性の声がしており、誰も居なかったら家族3人で入ろうとしていたようである。
そこに我々男二人が到着してしまったのである。
時間があれば親子に先を譲ってもよいが、日暮れまでに今宵の宿に着かねばならないためそうもいかない。
もちろん混浴もぼくらはOKだけど、若い奥さんは混浴慣れしてない人だったみたいで、パパと息子に二人で入るようにと言っている。
こうなれば我々がさっさと仕事を済まして、日が高い内に親子水入らずにしてあげようとばかり、脱衣を急いだ

投じられている無色透明の湯は内湯と同じ温川山荘温泉(第1源泉、第2源泉、第3源泉の混合泉)と同じ<はず>である。
<はず>としたのは、内湯では湯口が1つで最初から混合泉だったが、露天風呂では湯口が3つあり、それぞれが別の湯が出ていたからだ。
まず、通常からデフォルトで出ていると思われる湯口が2つ。
向かった右の塩ビ管の方の湯は明らかな焦げ臭がする。
それと比べ左の木の湯口の湯は強いタマゴ臭、タマゴ風味がある。
それぞれがどの源泉かは分からない。
この黒いホース状の湯口からはおそらく真水が出ていた。
夏季の加水だったのだろう。
手前にバルブもあるため、調節がしやすいのもある。
3つめの源泉だとするには温度が低かった。

もちろん完全かけ流しである。
目に映る緑も、聞こえる渓流のせせらぎ音も、そしてしっかりしているが入り疲れのしない湯も、すべてが心地よい。
そういえば15年ほど前に泊まったときは真夜中にこっそり同行者(♀)と入りに来たなぁ。
でも同じようなことを考える若いカップルがもう1組居て、暗闇でお互い照れを隠しながら会話しつつの入浴だった
そんな思い出に浸りながらもタイムオーバー。
親子連れに湯を明け渡し、次に向かった。
温川山荘、さようなら~

温川温泉 「温川山荘 <露天風呂>」
青森県平川市切明津根川森
2014年8月20日で廃業
<源泉:温川山荘温泉(第1源泉、第2源泉、第3源泉混合泉>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性・中性・高温泉)
70度
pH7.2
成分総計 1.5287g/kg
57リットル/分
無色透明
塩ビ管湯口の湯は焦げ臭あり
木製湯口の湯はしっかりしたタマゴ風味あり
スベキシ感あり
加水かけ流し
2014年8月入湯
※数値はH19年の分析書より



