5月の福島湯巡り、初日の宿は二本松市にある岳温泉。
温泉地としての他、以前はミニ独立国「ニコニコ共和国」としても知られた岳温泉。
我々が向かったのは、温泉街の入口あたりにある、岳温泉の共同湯として知られる「岳の湯」である。
こちらは入浴料350円の立寄り入浴だけではなく、素泊まりの宿泊もできるのだ。
岳温泉 「岳の湯」
素泊まり料金は3500円/人となかなかリーズナブル。
最終入館は19時半で終了の立寄り湯の後も、チェックアウトまで風呂にも入り放題。
事前に少し遅くなることを伝えていたため、日帰り終了後にもチェックインさせてもらえた。
柔軟に対応していただき、ありがとうございました(。-人-。)
この日は他に宿泊客は居なかったのか、廊下はシーンとしている。
今回は時間も無かったため自炊は湯を沸かすぐらい。
スーパーで食料と酒を買い込んできた
珍しいものは特に無かったが、日本酒が南会津の地酒、花泉を買えたのがよかった。
4人目のメンバー、イカれ旦那も合流し、それでは乾杯~
一人は鏡の中から
オッサンの宴会の様子は特記することは無し
翌日まで持ち越す予定の一升瓶が空いてしまったことぐらいか
乾杯後は飲みを深める前に、やはり風呂に行かねば。
浴場エリアは特に新しく、建物の外観からは想像できないモダンな雰囲気。
脱衣場もかなり広い。
浴槽も10人ぐらいは楽に入れそうな大きさ。
やや青みを帯びて少し白濁した岳温泉元湯は源泉温度56.7度、pH2.5の単純酸性温泉。
意外にも硫化水素イオンはなく、遊離硫化水素も0.5mgと少ない。
硫黄泉系と思われつつ、泉質的には酸性泉となる。
酸性のため酸化数が増え、硫酸水素イオンが38.6mg、硫酸イオンが362.2mgという数値が目立ち、化学が得意な人はなるほどってことらしいのだが、その仕組みをまだよく理解できず…酸性の湯って経験値がどうしても少なくなるしと言い訳(^_^;)
約8km先の安達太良山付近の鉄山くろがね小屋からの長距離引湯だが、総湧出量が1290リットル/分と膨大なため、しっかりとしたかけ流し使用と、十分な温度がある。
この温度が浴槽でも半端なく熱く、酸性というのもあり、とてもじゃないがこのまま入ることができなかった。
最後に人が入ってからかなりの時間が経っていたようだ。
その分、湯は新鮮であったのだが、どうにも入れない。
浴槽のカランでの加水では湯口からの源泉の勢いを上回ることができず、異例のシャワーでの放水(;^_^A
ちなみに湯のインプレッションは鼻に抜ける酸っぱい硫化水素臭。
味もレモンなみに酸っぱい。
浴感はスベキシ。
メタケイが137.5mgほどあり、浴後はサラサラ系。
温度がこなれてきたあたりで、最初の4ショット。
画がキタなくなってきたので(^_^;)、翌朝の浴場の風景を。
窓のデザインが「岳」という字を思わせるのは偶然か、意図的なデザインか。
もちろん加水は止めておいたため、温度は激熱に戻っていた(^▽^;)
昨晩は湯気でボケボケ写真しかとれなかったため、頑張って湯口だけは撮影。
さて、この後はこの源泉湧出地、くろがね小屋を目指すことになる。
久しぶりの登山で温泉だ。
ではいざ出発~!
岳温泉 「岳の湯」