滋賀の湯巡りはエリアもエリアだけに、それほどがっつり巡る感じにはならない。
先の蒲生野の湯の後は、もう昼ごはん
というわけで、食べ処ネタを一つ。
近江八幡の駅からも近いところに肉屋を兼ねたすき焼き屋があると聞いていた。
どうやら見た目はB級以下(失礼)、味はS級らしいからまさにツボな感じではないか
近江といえばやはり近江牛。
全国的にも有名、立派なブランド牛肉である。
ならばそのS級の肉をすき焼きで食べてやろうではないか
しかし店に着いて、果たしてホントにここかと思ってしまったのであった(^_^;)
近江かね安
うぅむ、庇はぼろぼろ。
ガラスケースのサンプルもいつからそのままなのかわからない。
ちゃんと肉のサンプルはあるが、目に付くのはオムライスや親子丼などで、どこにでもある定食屋さんな感じだ。
店内に先客は居たが、カウンターにはスポーツ新聞が広げてあったり、まあすき焼き屋さんの雰囲気はかけらもない(^^ゞ
座敷(といってもテーブル代わり、カウンターのすぐ後ろ)に案内されるやご主人のトークが始まった
キャラの立つご主人の顔は載せたかったが許可を得てないのでボカシを。
この日は親というツレが居り、よそからわざわざ来た感をぷんぷん出していたため、この店一番のメニュー、すき焼きの上(上とは書いてないが並や中の上だから上)を薦めてくる。
ご主人の後ろの青いボードにも見えているが、そのすき焼き(上)は6000円だ。
この雰囲気で6000円は普通どう考えてもありえない値段設定。
それだけに、一体どれだけのものが出るのだという期待感もマックスである
たださすがに昼間っから一人6000円の食事はできない。
迷っていたら、シェアしても十分な量があるとのこと。
車だから酒も飲めないし、だったら一人前にそれぞれご飯セットを頼めばいいか。
それでもかなりの料金だが、ここは思い切って注文してみた。
まず肉の前にファイルに入った書類がテーブルに運ばれる。
牛の登記簿である。
血統書であり、飛騨牛の流れをもち、近江で育てられたことがわかる。
この店では牛を一頭買いしており、ご主人自らがさばいて提供しているそうな。
この日我々の胃袋に入る牛さんは平成23年生まれとまだ子牛のメス、ふしみちゃん。
まだ恋も知らない若いうちからなどと考えると切なくなるが、その分しっかりありがたくいただこう。
運ばれてきた肉を見て、ため息が出た。
なんとも美しい
薄くスライスしているように見えるがぺらぺらではなく、すき焼きにして一番旨みが出る切り方なのだろう。
また牛脂の白さ、大きさにも目をむいた。
この間もご主人の牛肉トークは止まらない。
食べる前から、この店でこれを注文して間違いなかったと確信。
鍋に火を通して牛脂を乗せ、まずはご主人自ら肉を焼く。
これはタマゴに付けず、そのままいただいた。
なんという甘味。
なんという柔らかさ。
なんという美味しさなんだ~!
以後は写真を撮ることも忘れ、肉に没頭。
もちろん付け合せの野菜なども投じるが、その中で印象的なのがこのあたりの名物という丁子麩。
このもちもち感が気に入り、お土産で買って帰ることにした(この店の隣の肉屋店舗でも販売)。
最後に牛脂が小さく残ったのだが、ご主人が食べるように薦めてくる。
これがまったくもってやはり甘くて口の中でとろけてしまった。
余韻も素晴らしい
湯巡り途中の食事としては異例の贅沢だったが、S級近江牛を堪能。
二人で食べて確かにちょうどいいぐらいの量であり、決して高いとは思えない満足度。
これは再訪したい店だ~!
近江かね安
滋賀県近江八幡市鷹飼町747-1
0748-33-2628





