こちらも以前より行きたかった、間欠泉のある木部谷温泉。
事前調査によると25分ごとに噴出するらしい。
まずは内湯に立ち寄る前に、その噴出を見てみたいではないか

木部谷温泉「松の湯」
と言うわけでまずは建物内で受付はせず、間欠泉のあるエリア(上写真の矢印)を目指す。

向かう道には噴出した源泉が流れる跡のオレンジ色がくっきり。
途中には木部谷温泉の歴史を現す簡単な展示が。
以前の湯治に使われていた鉄の浴槽が置いてあった。
浴槽は鉄製で、昭和21年から45年まで使われていたもの。
混浴であった。
川柳が残っている。
混浴のつわものどもが夢のあと
川柳というより芭蕉の句に乗っかっただけだが(^^ゞ、廃れいく混浴文化に対するオマージュ?を感じる(^o^;)
さて、噴泉地に向かう坂にはいたるところに立て札があった。

「温泉が黄色くなるのは何故だろう」とぼくらに問いかけられても…(^^ゞ
あなたがそういう成分だからです、と答えるしかないではないか。
そんな間欠泉が噴出するエリアはこんな感じ。
この石がおいてある真ん中からシュパ~っと噴出するはず。
…何もない25分はかなり長い。
自分ひとりなら問題ない時間だが、車で待っている同行者(母)がいる。
もう少し、あと1分…ダメだ、噴出してくれない!(^o^;)
その間、観察だけはしていた。
オレンジ系の黄茶色に濁る湯は絶え間ない噴出のため、かなり溜まっている。
析出物もさすがになかなか豊か。
炭酸泉らしい豊かな表情を見せている。
まあ前の塩井戸のインパクトがあったため、ふ~んって感じだったが(^^ゞ
…と言うわけで待ちきれず退散(*v.v)。
せっかくの噴出ショーを見ないという体たらくだが、源泉に触れられるわけではないので…などと言い訳をしつつ、内湯のある建屋へ。
立寄り入浴料は400円。
先客がいらっしゃり、どうやら長湯をするおつもりらしい。
なので写真はあまり撮ることができず。
浴槽でも湯はオレンジがかった黄茶色で10~15cmの濁り具合。
注がれる源泉状態では無色透明である。
ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉、源泉温度は20.5度の冷鉱泉である。
粘土臭と金気臭があり、淡い鉄味と塩味、炭酸味も少しある。
遊離二酸化炭素は514mgなので含二酸化炭素とはならない。
総計は6.5gほどの低張性。
pH6.2の中性。
浴槽周りのオレンジ、緑、茶色など複雑な沈着が湯マニア的に美しい。
炭酸水素イオンは2g近くあり、スベスベ感があった。
他にはメタホウ酸の値が254mgというのが少し珍しいか。
やはりせっかくの間欠泉を観察できなかったのは惜しかった。
また機会があればぜひ再訪して噴出まで粘りたい
これにて8月の中国地方湯巡りは終了。
次回から単発の湯がしばらく続きます。
木部谷温泉「松の湯」
島根県鹿足郡吉賀町柿木村木部谷
0856-79-2617
立寄り入浴料 400円
<源泉:木部谷温泉>
ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性・中性・冷鉱泉)
20.05度
pH6.2
成分総計 6.49g/kg
源泉で無色透明
浴槽で黄茶色10~15cm濁り
粘土臭と金気臭あり
弱鉄味、弱塩味、弱炭酸味あり
スベスベ感あり
加温かけ流し
2013年8月入湯
※数値はH20の分析表より








