中ノ沢温泉
に行きつつも、大事な次の一手こそが、これまでのフラれ続けを一気に大逆転できる可能性があると自分に言い聞かせてきた![]()
そこは最近まで立寄り不可だった、しかも一日1組宿泊限定の宿。
ここのところタイミングが合えば立寄ることができるようになったと知り、この日の立寄りクライマックスはここと決めていたのだ。
それがご存知、足元湧出湯を有する横向温泉「滝川屋旅館」。
まだ寒い平日の夕方前というのもよかったのか、無事に宿に立寄り予約をすることができた。
横向温泉には大きく分けて源泉が3つある。
上の湯、中の湯、下の湯。
それぞれに宿が1軒ずつ。
この下の湯担当が「滝川屋旅館」だ。
先述したように1組限定で宿泊料もそれなりの値段になっている。
そのもてなしの心のこもり具合に感動した人の話も多い。
ぼくもできれば宿泊で訪れたかったが、今回は予算の関係もあり(^^ゞ、宿泊はお預け。
峠の分岐点からこの宿専用の道をしばらく走ると広い敷地に思っていた以上の大きな規模の宿が見えてきた。
とても1組限定の宿には見えず、それもそのはず、昔はたくさんの人を泊めていたらしい。
何棟も連なった堂々たる木造家屋や、旧態依然の看板などにキュンキュンしてしまった![]()
玄関の手前に覆いかぶさるようにして立てられた斜めの壁(?)。
これはなんという形式なんだろう。
木造の要塞のようだ。
敷地内には水車があった。
このときは動いてなかったが、朽ちている感じはない。
必要なときにはちゃんと使用しているのだろう。
帰り際にいただいたパンフ(ペラ1枚だが)には「水車と名湯の宿」滝川屋としてあった。
さて、予約した時間ぴったりに玄関へ。
いよいよ館内に入る。
横向温泉「滝川屋旅館」
案内を請うと若女将だろうか、颯爽とあらわれた。
玄関には巨石がある。
置いてあるのではなく、宿が建つ前からそこにあるのだろう。
入浴料は1000円。
完全貸切である。
しかも時間制限は特にないらしい。
前に立寄った数人グループ客は3時間入っていたそうだ。
広い館内を浴室エリアまで案内してもらう。
外側は経年を感じる建物だが、中はかなりリニューアルされていた。
浴槽は混浴1つに女性専用1つ。
広い混浴用(といってもぼく独りで貸切だが)浴室に向かう。
分析表は板に掲げられていた。
源泉温度は45度なっているが、先の震災で温度は下がってしまったとのこと。
そのためか、湯面には大きなフタがされていた。
女将がゆっくりとそれを外し、現れた全貌に息を飲む。
何とも堂々たる浴槽だ。
奥の湯口がある方がやや温かい。
湯口からは加温されているのか別源泉か不明だが、温かい湯が注がれている。
そして床のすのこの下からは足元湧出の湯がプクプクと…![]()
手前の湯は奥の湯からのオーバーフロー分と、やはり足元からプクプクと湧出が…湧出具合は何となく手前の湯の方が多い気がした。
泉質は具体的な表記が見当たらない。
重炭酸土類泉であり、サイトを見るとカルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉との表記もある。
源泉ではほぼ無色透明。
浴槽で緑青茶色にささ濁り。
淡い金気臭と仄かなアブラ臭。
淡い鉄味に、仄かな炭酸味・アブラ味。
ご覧のように茶色や白色の湯の花が多数。
そして炭酸の泡が、それほど強くはないがしっかりとつく。
そういえば女将は、源泉の温度は下がったが炭酸は増えたと言ってた![]()
泡だけでなく、源泉自体にスベスベ感もしっかり!
泡のプチプチ感と加えて、極上のニュルプチ経験ができる!![]()
いやはや実に、実にすばらしい!
やっぱり思ったとおり、この日のフラれた残念感はここですでに解消された![]()
そしてこの浴室にはもう1湯、別源泉がある。
上の写真に向かって左側の壁際。
やはり自噴している湯は、詳細は不明だが目によいとされている湯だ。
もちろん運転疲れの目をしっかり洗わせてもらった。
他にも壁の岩から湯が滲み出しているようなところが見受けられる。
この浴室自体が巨大の岩の上にあるということなのだろうか。
たっぷり堪能した後に、どうせ貸切なので女湯も観察させてもらった。
浴室に向かう廊下には岩がはみ出ている。
さらにご覧の感じ。
岩が御神体の湯ノ花温泉「石湯」 を思い出した。
岩からの湯の恵みなのだろう。
女湯の浴槽も丁寧にフタがされていた。
勝手に開けて入るのはよしておこう。
1000円が安すぎるこの極上立寄り体験。
やはりいつか泊まりで訪れたい。
次はもう予想がついていると思うけど、近くにあるこの日の宿に続く。
横向温泉「滝川屋旅館」
福島県耶麻郡猪苗代町大字若宮字下ノ湯甲2970
0242-64-3211
立寄り入浴料 1000円
<源泉名:下の湯>
重炭酸土類泉
カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
45度(現状ではもっと低い)
源泉でほぼ無色透明
浴槽で緑青茶色ささ濁り
淡金気臭・微アブラ臭あり
淡鉄味・微炭酸味・微アブラ味あり
スベスベ感しっかり
炭酸の泡付きあり(少量だがしっかり)
茶色と白色の湯の花多数
足元湧出・自噴
















