昨年末の長野の湯シリーズ。
順番だと渋温泉の色んな湯になるのだが、以前も取り上げた湯も多いため、先にその周辺湯から。
まずは一般的には渋温泉より有名かもしれない、開湯1350年の湯田中温泉の看板湯、「大湯」。
渋温泉の「大湯」と違い、基本的に一般開放はしていない。
地元の方以外は、湯田中温泉の宿に宿泊すれば鍵を借りられる。
その他の方法は、各自お調べくださいませ![]()
湯田中温泉「大湯」
夜かなり遅い時間にお邪魔したため写真はみんな暗いのであしからず。
その代わり、独り占め~![]()
脱衣場と浴槽に区切りのない、昔からのスタイルのまま美しく保存されている浴室が素晴らしい。
格調高い共同湯といった感じだ。
女湯との区切りは曇りガラス。
無論、上は素通し。
粋だねぇ![]()
浴槽はなかなか広く、長細い。
簡単な敷居で区切り、温度差をつけるタイプ。
向こう側の湯口に近い方が熱め、手前がぬるめなのは言うまでもない。
湯は源泉温度93.2度という高温。
分析表によると使われている源泉は共益会4号ボーリングという名前だ。
ナトリウム-塩化物温泉で、使用位置で57.8度まで温度は下がっている。
それをそのまま完全かけ流しで使用している。
投入の湯量を樋方式(?)で調整して温度をコントロールしている。
無色透明で仄かに硫黄が焦げたような香ばしい香りがする。
淡い塩味もある。
高温の方の浴槽はさすがに熱く、入れはするがじっとしていられなかった。
よって写真はぬるい方の浴槽で。
それでも熱め適温である。
ビシっとキマるが、その後不思議とジンジンはこない。
分析表だとpH8.5以上あるからアルカリ性だが、どちらかと言うとキシキシ感があった。
茶色の湯の花が少し見受けられる。
時代と共に大湯に使われてきた源泉も変わってきたのだろう。
この源泉も十分に湯田中らしい湯であると思った。
それより何より、この「大湯」という浴室自体が湯田中温泉の歴史・格調高さをそのまま体言しているだろう。
昼間明るいうちに再訪したい。
その後、日付が変わるぐらい遅い時間に渋温泉に向かって歩いたのだが、途中にいくつもジモ浴場がある。
その数は一説だと○十湯に及ぶらしい。
湯田中はジモ天国なのである。
これらは現状で外来者が入ることはできない。
それもまた湯の文化の形であろう。
湯田中温泉「大湯」
長野県下高井郡山ノ内町湯田中温泉
0269-33-2851(湯田中温泉旅館組合)
入浴料 宿泊者無料
<源泉:共益会4号ボーリング>
ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
93.2度 (使用位置57.8度)
pH8.58
成分総計1.8694g/kg
無色透明
微焦げ硫黄臭あり
淡塩味あり
キシキシ感あり
茶色の湯の花少量
完全かけ流し






