10月の東北湯攻め、続き。
花巻温泉はずいぶん昔に訪れていたのだが、近くにある台温泉は未湯であった。
例によってしっかりとした調査もしないまま、とりあえず台温泉の入口へ向かう。
温泉街入口にある宿の略図。
いわゆる古くからるような共同湯はないが、新しい日帰り施設の「精華の湯」と言うのはある。
そこに行くか、どこかの宿の湯に入るか。
あまり時間がないため、1湯に絞らねばならない。
自炊宿もあるようだが、このときは調べてなかった。
またこれも後から知ったのだが、台温泉には泉質的に3種類の源泉があるそうで、十数か所から湧いているとのこと。
使い切れない湯は花巻温泉に配湯しているそうだ。
だが台温泉自体も配湯とも聞いていたので、どこがどの源泉をどれだけ使用しているかを把握するのは大変そうだ。
今回は「観光荘」という宿に立寄ることにした。
台温泉「観光荘」
適度に年季の入った、台温泉の中では中規模の宿になるのだろうか。
意外なことに、立ち寄り入浴は券売機でチケットを買う。
400円と良心的な値段。
ただし受付の女性がずっと電話で話していてなかなか終わらない。
予約を検討しているお客さんからのようだから電話を切りづらいのはわかるが、かれこれ5分は待たされたか。
チケットを買ってなかったら別の宿に行ったかもしれない。
待った後にようやく受付にチケットを渡した際に「お待たせしました」の一言がなかったのは残念だった。
浴場はこれまた意外なことに、階上にあるとのこと。
配湯ゆえ敷地内に湧いているわけじゃないので、その辺はあまりこだわらないのか。
男女別の内風呂のみで、時間帯によって入れ替わる。
宿泊すると両方入れるが、日帰りだと片方のみ。
浴槽は2つあった。
向かって左が熱めで右がぬるめ。
左端に湯口があり、そこからの湯を浴槽内の仕切りでもってわけることで温度を変えているシンプルな仕組みだ。
無色透明の湯は96度・74度・63度・62度の4本の源泉の混合泉。
配湯だが分析表にあったのは96度の新湯だった。
温度が高いのでこのような湯口になっている。
掘削自噴で泉質は含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)。
シャワーやカランも温泉を使用している。
微硫化水素臭がり、微塩味と微タマゴ味がする。
シャワーがより顕著であった。
スベスベ感もあり、使用方法は完全かけ流しである。
浴槽では析出物は見受けられなかったが、配湯の際にはご覧のような析出物ができるとのこと。
実はなかなか濃厚な湯なのである。
浴場から出た後はほど近くにある源泉を見に行った。
源泉名は「寿の湯」。
香ばしい焦げ硫黄臭がする![]()
源泉は熱くてそのまま浴びたりはできませぬ![]()
こぼれた源泉の硫黄跡がいいねぇ![]()
台温泉、まだまだ探索の余地はありそう。
ちゃんと調べて再訪せねば。
台温泉「観光荘」
岩手県花巻市台1-166-1
0198-27-2244
立寄り入浴料400円
<源泉名:新湯(4つの源泉の混合泉とのことだが他の詳細は不明)>
含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
96度
pH8.2
成分総計 1.209g/kg
38リットル/分・掘削自噴
無色透明
微硫化水素臭と微タマゴ味、微塩味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
※寿の湯源泉で焦げ硫黄臭あり







