赤倉温泉の足元湧出湯があると言われているのは入れなかった「あべ旅館 」の他にもう一つ「旅館 三之亟」。
こちらはさらに大きな規模の宿である。
秘湯を守る会の宿でもあり、開湯して1000年、宿としても300年の歴史がある有名宿なため行かれた方も多いであろう。
赤倉温泉「旅館 三之亟」
宿の入口に立っても宿の規模、全貌は把握できない。
29室という部屋数は大規模宿ではないが、それでも大きな宿である。
ロビーの雰囲気も素晴らしい。
立ち寄り入浴料は500円だがこちらも湯めぐりチケット2枚でOK。
訪れた時間帯だと露天風呂は女性専用で入れない。
まずはやっぱり足元湧出浴槽がある天然岩風呂へ~!
ちなみに入口は男女に分かれ女性専用時間も設けているが、基本的に混浴である。
あ、女湯の暖簾をくぐったわけじゃないですからね![]()
撮影は無理かなと思って浴場へ行ったら、女性だけでなく男性客もいない。
独り占め状態だ。
とりあえず誰か来る前に急いでいろいろ撮影。
なので写真はほとんどブレてます(^^ゞ
まあ暗かったこともありますが。
この浴槽と奥にある浴槽が足元湧出浴槽であるとのこと。
初代が岩を手掘りした当時のままを受け継いだ、文化遺産的な見事な浴槽だ。
この岩風呂の湯が「三之亟1号源泉」。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。
pH8.2で源泉温度は62.3度ある。
宿のサイト によるとこれが底の岩盤からじわじわと湧いているらしいのだが、湧き出る様は目視することはできなかった。
またそのままだと熱すぎるため、源泉のパイプを傍を流れる小国川に引き込み熱交換で温度を下げて浴槽に注いでいる。
暑い時期だと十分に温度が下がらないため加水することもあるとのこと。
もちろんかけ流しである。
※ある著名な温泉評論家にこの浴槽は足元湧出ではないと指摘を受けました。
どうも横の岩盤(?)から湧出する湯を注いでいるとのこと。
湯口からの投入量も多いし、足元でお馴染みのプクプクが目をいくら凝らそうとも見られなかったのでぼくも疑問を持ったことは確かです。
宿の表記もありますし、真相は不明としておきますが、それを差し引いても十分魅力的な浴槽です。
無色透明で淡い石膏臭あり。
ほぼ無味であった。
浴感は特に特徴はないのだが、実は「あべ旅館」もそうだったのだが、中山平温泉で身体にコーティングされたヌメりで正直よく分からなかった![]()
こちらの浴槽は長い年月で底が自然に抉れた湯かき穴があり、最深部では140cmもある。
もう一つの足元湧出浴槽は少し小さく、深さは110cm。
このほかには打たせ湯があった。
高い位置から湯を落としているが、圧はさほどでもない。
また源泉を導く手掘りの洞窟があった。
裸で探検するにはちょっと険しく、奥には行かず仕舞い(^_^;)
仙仁温泉の洞窟風呂みたいに穴の奥から湯がほとばしり出てきてたら頑張って先に行くのだが![]()
さて、露天風呂が入れなかったことは書いたが、もう一つ入れる浴槽がかなり離れた場所にあった。
貸切にできる「ひょうたん風呂」だ。
なかなか味わい深い形状で、好きな浴槽である![]()
こちらは源泉が違い「三之亟2号源泉」を使用している。
泉質的には同じカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉だが、源泉温度が51.3度とやや低い。
pHも7.99と1号源泉とやや違うのだが、入浴レベルでその違いを感じ取ることはぼくにはできなかった。
こちらもかけ流しで使用。
温度的に加水もしない完全かけ流しと思われる。
ちなみに入れなかった露天風呂はここと同じ2号源泉を使用しているとのこと。
やはりこういう宿は泊まってじっくりと味わいたいものである。
赤倉温泉「旅館 三之亟」
山形県最上郡最上町大字富澤884
0233-45-2301
立寄り入浴料 500円(湯めぐりチケット2枚)
<三之亟1号源泉(足元湧出岩風呂・打たせ湯)>
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
62.3度
pH8.2
溶存物質 1.115g/kg
<三之亟2号源泉(ひょうたん風呂・露天風呂)>
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
51.3度
pH7.99
共に無色透明
淡石膏臭あり
完全かけ流し(時期によっては加水)











