山口県の古湯、俵山温泉は今でも湯治場と呼べる内容の温泉街の中では日本最大級の規模である。
歓楽的な要素はなく、大規模なホテル、高級な旅館もない。
個人経営の小さな宿が数十軒並ぶ、日本の温泉街のある意味原風景が見られる貴重なエリアだ。
まずはそんな俵山温泉街の風景をご覧あれ。
この激シブの富士屋は内湯すなわち自家源泉を持ち、しかも○元湧出の浴槽があるのだが、のみ不可で入れず。
雰囲気も素晴らしく、いずれは泊まってみたい宿である。
湯治場と言うぐらいでほとんどの宿は内湯を持たない。
上の富士屋のような宿は珍しい。
湯治客は下駄を鳴らして宿から外湯、共同湯に通うのである。
かつて共同湯は「町の湯」「川の湯」「里の湯」と3つあった。
「里の湯」はほとんど地元民用の湯だったが、現状ではなくなってしまったか完全にジモ湯と化したか。
残念ながら未確認。
事前の調査が行き届かず、見つけることができなかった。
「川の湯」は建物老朽化のため2008年に閉鎖し、その源泉は新しい施設「白猿の湯」に受け継がれている。
そして我々俺湯三人衆が訪れたのは「町の湯」。
湯治客は主にここを使うようで、非常に込み合っていた。
俵山温泉 「町の湯」
ごらんの通り、湯治場の共同湯だがモダンな建物。
料金は390円だが、温泉博士の手形が使えた。
入ってすぐに飲泉所がある。
無色透明で微硫化水素臭があり、淡い卵味がする。
とても飲みやすくて美味しい。
湧出量は65.4リットル/分と少ないが自噴である。
いたずらにボーリングをしないで自然湧出する温泉を大事に外湯で使う姿勢。
素晴らしい!![]()
浴場は大混雑。
あれだけの旅館の量だと必然こうなってしまうだろう。
よって撮影はできず。
浴槽は2つあり、手前側の左が完全かけ流しで1号源泉を使用。
奥の右が循環と併用で2号源泉を使用。
その1号源泉は41.2度のアルカリ性単純温泉。
水素イオンもpH9.47と高い。
成分総計は0.21g/kgと少ないが、しっかりとしたニュルスベ感がある。
微量のマンガンによってリュウマチに特効ありと言われ続けた温泉は、仄かな硫化水素臭が漂う素晴らしい美肌の湯でもあった。
しかし、それにしても混んでおり、しかもぬる目なため基本的に皆さん長湯。
どうしてもこの「町の湯」の源泉をゆっくり味わいたい場合は2000円/hで家族風呂もある。
こちらの方がより新鮮な湯が堪能できるはずである。
この「町の湯」源泉は建物のすぐそばに湧いていた。
鉢植えとか並べてあって、なんか可愛らしい![]()
「川の湯」源泉も気になり、「白猿の湯」も入ろうかと迷ったが、700円のためやめてしまった。
後に次の温泉地に移動してから「白猿の湯」が素晴らしいと言う確かな口コミ情報を知ったが後の祭り。
まあまた来ればよい。
その「白猿の湯」の建物の脇にまた違う源泉を発見。
こちらはさらに温度が低い「正の湯泉」。
36.4度の同じくアルカリ性単純温泉で、飲泉専用なのか「白猿の湯」でも使われているかは未確認。
このように俵山温泉にはまだまだ確かめたい湯があり、温泉街の雰囲気もとても気に入ったので、いつになるか分からないけど再訪決定でしょう!![]()
俵山温泉 「町の湯」
山口県長門市俵山湯町
0837-29-0001
入浴料 390円のところ温泉博士の手形で無料
アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・温泉)
41.2度(1号源泉、以下同じ)
pH9.47
成分総計0.21g/kg
65.4リットル/分
自噴・自然湧出(0.66m地下より)
無色透明
淡い硫化水素臭あり
淡い卵味あり
しっかりしたニュルスベ感あり
完全かけ流し
※2号源泉使用の浴槽は加温で循環併用、ニュルスベ感はやや弱い












