「奥会津湯巡り2010再び…その2」 の続きです。
このあたりはホント、いい湯があちこちにあります。
滝沢温泉「松の湯」
大塩温泉を後にした2人は、程近い滝沢温泉「松の湯」 へ。
こちらは民宿である。
石材作品が多数並んでおり、石屋(鳶一石材)も兼ねている。
立ち寄り湯を乞うと、愛想のよい女将が出てきた。
入浴料は100円と、共同湯なみ。
温泉で儲けるつもりは端からないようだ。
石造りの浴室は広々としており、湯も豊富にかけ流されている。
魅惑の色に濁っており、析出物の造形も麗しい。
ホースが浴槽に突っ込まれていて、デフォールトで加水なのが少し残念。
源泉が近いため仕方ないのか。
浴感はスベスベ感とキシキシ感があり、泡はほとんどつかないものの、十分に存在感のある湯だ。
このレベルの湯が100円とは感心してしまう。
浴室の窓の外はすぐ源泉湧出地となっている。
析出物の山が頼もしい。
パイプやらホースやら何やらかんやらで、ご覧の通り、エライことになっていた。
ここは石屋のほかに「松の湯製罐」といって缶詰も作っている。
湯から出たあと、山菜の缶詰を買おうと手にとってうろうろしたが、どうしても先ほどの女将が見つからない。
結局買えずじまいで後にした。
入湯料 100円
ナトリウム‐塩化物・硫酸塩泉
51.8℃ pH7.0 11.7605g/kg 194リットル/分
黄白緑色に濁り 苦塩鉄味 甘味も若干あり
少し加水
スベスベ感はあるが泡はほとんどつかない
浴室のすぐ外に析出物まみれの源泉湧出口があり、ドバドバのかけ流し
深沢温泉「むら湯」
その後は温泉博士の手形にあった深沢温泉「湯ら里」に向かうが、どうもその大仰な施設が足を止めさせる。
同じ敷地内にある少しこじんまりとした「むら湯」 の方へ行ってみた。
受付で聞くと、源泉かけ流しならこちらとのことで、無料にはならないが入ることに。
もともとプレハブ営業だったらしいが平成12年にリニューアルオープンしたとのこと。
600円はこの界隈ではいささか高いが、施設は新しくてキレイ。
その分、お客も多くて写真は撮れなかった。
赤茶色に濁った湯はしっかりかけ流し。
塩や鉄の味のほか、卵っぽい風味もある。
析出物も形成されており、美しい。
浴感もスベキシ感があってなかなかなもの。
内湯のみだがガラス窓から外がよく見える。
後で調べると女性浴室も同じ構造らしく、その気になれば外から見えてしまいそうだ。
湯口のデザインがかわいらしかったので写真に撮りたかったなぁ。
思ったよりもよい湯で、しっかり堪能できた。
入湯料 600円
ナトリウム‐塩化物・硫酸塩泉
46.9℃ pH7.0 8.929g/kg 188リットル/分
赤茶色に濁り 苦塩鉄味 卵風味あり ダシっぽいニュアンスもあり
かけ流し
析出物もしっかりある
ややスベスベ・キシキシ感あり
宮床温泉
さらにうえっぴぃさんともう一軒、温泉博士にあった温泉に向かう。
正直、温泉博士の手形に出てくる施設はイマイチが多い。
今回もそれほど期待してなかったが…嬉しい誤算!
まずわき道から誘う手作り感覚溢れる案内板から、よい湯をすでに物語っていた。
建物もハンドメイドな感じで、それでいて地元の人で賑わっている。
休憩室や売店のごった煮な感じもよいではないか。
温泉自体もご主人が自ら掘ったとのことらしい。
そして常連が持ち寄る料理で食べたり飲んだりしているようだ。
この雰囲気は少し兵庫の鍬渓温泉を思い出した。
さて浴室もシンプルだが浴槽からは湯がドバドバに溢れていて、見ただけで良い湯とわかった。
しっかりと泡がつく新鮮な湯。
十分なスベキシ感がある。
このコントロールしてない感が素晴らしい。
コントロールしなくても入れるということに感謝だ。
もちろん飲泉も可能。
硫黄臭も少しあり、やや苦味のある淡い塩味と鉄味がある。
昔はバブルスターを設置していたらしいが、そんなものがなくともしっかり泡付きの極上湯。
予想以上によい湯であった。
いつまでもこの感じであって欲しい!
ちなみに真ん中の浴槽写真の左側にあるボードをつなぎ合わせた壁は可動式のフタ!
天井にワイヤーが吊るされていてハンドルを回せば浴槽にフタができるのだ。
このあたりの日曜大工的な工夫が好きだなぁ。
入湯料 500円のところ、温泉博士の手形で無料
ナトリウム‐硫酸塩・塩化物泉
45.3℃ pH7.6 3.457g/kg 27.3リットル/分
薄緑黄白色に濁り やや苦 塩鉄味 淡塩味あり
金気臭と硫黄臭を感知
かけ流し 加温加水なし
泡付きで浴感よし






