夫の実家の整理に通っています。
お祖父さんの日記です。
明治生まれのお祖父さんは漢詩を作るのが趣味だったそうです。
五言絶句の漢詩がお得意だったそうです。
夫にお祖父さんの日記の話を聞いてはいたのですが 初めて手にしました。
まだ まだあります。
毎日の出来事だけが淡々と書かれています。
全て ぎっしりと書かれています。
美しい上品な筆文字です。
これは 終戦の日です。
物の無い時代
何かの名簿に書かれています。
この日だけは 少しだけ お祖父さんの思いが書かれていました。
夫は夜になると墨をすって 筆を握るお祖父さんの横にいつもいたそうです。
穏やかな優しいお祖父さんだったそうです。
お会いしたかったと 心から思います。
それでも 大きな感動をいただきました。
昨晩は 気持ちが高ぶって なかなか眠れませんでした。
お祖父さん 美しい作品をたくさん 有難うございました。