近くの道の駅
「きくちのまんま」に ひらたけ が並んでいました。
見事です。
ひらたけの佃煮
お酒を少し入れた湯で 湯がきます。
お酒 たっぷり 濃い出汁少し 濃口醤油で 水分が殆ど無くなるまで煮ます。
火を止める直前に溜り醤油を少々
美味しい佃煮の出来上がりです。
熊本では キノコ採りを ナバ採りといいます。
父は
そのナバ採りが 趣味でした。
野鳥の声を聞きながら 山を歩きまわり ナバを採る
同じ趣味の おじちゃん仲間が3人
野鳥に詳しいおじちゃんが一人 お酒が苦手なおじちゃんが一人
仲良し3人組でした。
お酒の好きな父でした。
いつも 2合瓶のお酒を持っていきます。
お握りを食べる前に そのお酒の半分以上を
「山の神様に。」
と 山に撒くのです。
そして 残りのお酒を お酒好きのおじちゃんと にっこりしながら 呑むのです。
幼いころの私は 大好きなお酒を何で 撒くのか 不思議でなりませんでした。
父の答えは 「山のものを いただくのだから 山に感謝せんと」
父の採った ヒラタケを母が 佃煮に仕上げました。
たくさんのヒラタケも煮ると 少しになります。
その佃煮が父の一番好きな 酒の肴でした。
私には ご飯が進む 一品です。

