【社説】将来の電源構成 再エネの遅れを直視せよ
●リンク先・・・【2024年5月24日/西日本新聞/社説】
【社説】将来の電源構成 再エネの遅れを直視せよ https://t.co/x8PAnkSKBv #西日本新聞
— ハイパー有明 (@FJEzaWEIntOhpqB) May 26, 2024
私が中学生のころまでだったか、<保守工事のために停電>なんてのがあったけど、最近聞かなくなりましたね。
小学校なんかでは、その停電の時間に合わせて時間割が変更になったりし、授業の開始や終了のチャイムも使用できないんで、校長先生が太鼓をたたきながら時間を知らせて歩いてたっけ(笑)。
さて、日本も脱炭素社会の実現のために、あの手この手で準備が進められている。
しかし、現在日本が保有する発電施設はというと、火力発電がほとんどで、原子力発電も使用されてはいるが、現在はそのほとんどが停止中である。
しかも、火力発電所も原子力発電所も、この先も未来永劫的に使用していけるはずがない。
どんなに適切なメンテナンスを施したとしても、必ず老朽化していくのが現実だ。
そして現在は日本に限らず、世界中で化石燃料を使用しない車へのシフトチェンジも進められている。
日本でも、出遅れの部分はあるにしても、国産メーカーの電気自動車が出始めている。
そのうち個人向けの住宅などでも、調理用のガスコンロや風呂などへの給湯設備、暖房器具などでも電化設備への置き換えが進められるであろう。
となると、今ある発電施設で賄い切れるかっていう疑問も浮上してくる。
ある試算では、既存の原子力発電所をフル稼働させたとしても、すべてを賄いきれる保証はなく、新設も必要になると言われている。
とは言えど、先にも述べたように原子力発電所だって老朽化していく。
そうは言っても簡単には新設に同意できるはずもなく、新設などで増加する使用済み核燃料の保管場所も増やしていく必要になる。
そんな日本の電源構成を保つためにも、再生可能エネルギーに頼るべきではないかと、個人的には感じる。
太陽光に風力、水力発電などの研究なども進んではいるようだが、資金面などが懸念され、順調に入っていないとも言われている。
ウワサレベルの話で申し訳ないが、原子力発電を推進したいがため、再生可能エネルギーに横やりが行われているなんて話も聞いたりもする。
洋上風力発電の設備の設置を計画すれば、「国防上の邪魔になる」なんて話も飛び出るとか・・・。
もちろん、再生可能エネルギーにも欠点はある。
天候に左右されやすく、蓄電に対する日本の技術力の低さなどがあり、再生可能エネルギーで賄っていけるかの不安も大きいんだとか。
とは言えど、だからって脱炭素社会を構築しない理由にしてもよいとの話にもならない。
すでにわが国も、脱炭素社会を実現させると明言しているのだから、<できませんでした>というわけにもいかない。
日本が脱炭素社会を実現させるためには、国民の協力と理解が重要になる。
日本が脱炭素社会に向けて進んでいけるよう、やれることはやるべきである。