惟新伝心〜宇土櫓解説〜 | 熊本城おもてなし武将隊武録ー雲外蒼天ー

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島津義弘である。皆の衆、息災であろうか。




これは熊本地震が起こるよりも前に、とある場所から天守閣を撮影した写真である。

天守閣とさほど変わらぬ高さから景色を眺めることができるこの場所、今ではこれと同じ写真を撮ることは叶わぬわけじゃが…。

既にお分かりだと思うが、この写真は宇土櫓の最上階から撮影したものである。




天守閣と比べても遜色ない十九メートルもの高さを誇る宇土櫓は、“第3の天守"とも呼ばれておる。

400年前より木造の姿で現存しており、熊本地震の巨大な揺れにもなんとか倒れずに耐えた。「国指定重要文化財」の一つであり、文字通り歴史的にも大変貴重な櫓なのじゃ。

この宇土櫓がもう間も無く、地震からの復旧作業のために一度、解体されてしまうことを皆は知っておるであろうか。

熊本城といえばどうしても天守閣に注目が行きがちであるが、この機を逃せば次に宇土櫓の完全なる姿を見ることができるのは、復旧作業が終わる十年後だと言われておる。

今こそ、宇土櫓の魅力・素晴らしさを多くの皆に知ってほしい。




そこで『熊本城おもてなし武将隊特別企画 宇土櫓解説』を開催するわけじゃ‼︎

小さなお子や宇土櫓のことをあまり知らないという者たちにも、ぜひお越しいただきたいと思うておる。皆が初めて知るような楽しい話も聞けるやもしれぬぞ⁉︎

6月11日の初回を皮切りに全3回を予定しておる宇土櫓解説。参戦を待っておるぞ‼︎


では本日はこれにて。
皆の衆、明日もよき一日に。

島津義弘