白狼普請帖〜七年の軌跡〜 | 熊本城おもてなし武将隊武録ー雲外蒼天ー

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昨方、返文を頂きし皆様方、
誠に感謝しとります。


本日は、熊本城おもてなし武将隊「七周年祭」であった。



七年。

再誕した日より、色んなことが御座ったの。




周年祭は先ず「七年の侍」の上映より始まり。
熊本城おもてなし武将隊に新たな風が吹いた事であろう。




して、我らの十八番である演舞メドレー。




為虎添翼、虎念天通、虎熊一刀、虎嘯風生の豪華4本立て。

盛り上がってくれて何よりである。




演舞後は七年の侍の秘話やら何やらを話した。

そして、武将隊の軌跡も。




もう七周年である。

殿が全国より所縁の武将を熊本城へ集結させ、そこから我らの物語は始まったのだ。



昔話をしよう。

この加藤清正という男は、若き頃から戦さ場を勇猛果敢に駆けては、手柄を立てて帰ってくる、まるで風のような男じゃった。

敵に対しての向かい風は、我らにとっての追い風となった。

そして風が止んだ時、この熊本に「どんな荒風にも負けぬ堅牢な城」を造ることを決めたのである。

その城を中心に火の国は繁栄し、いつしか熊本の象徴となっておった。


我々が蘇った時。

街の中心に、未だ熊本城が残っておる姿を見て、殿も儂も、何を思うたか、お分かりいただけるだろうか。


儂は思う。

我々が再誕した時、この加藤清正という男ならば、儂の知らぬ所で、汪々泣いたのではないかと。

目を赤くして、しわくちゃに、幾度も涙を拭いて、泣いたのではないかと。

儂の殿は、昔からそんな殿であるよ。




さあ、これより八年目が始まる。

気持ちは持ったか?
思い出は置いてきておらぬか?

皆の支えあってこそ、今の我々が在る。


最後まで、共に歩んで参ろう。











虎や、見よ。

赫も隼もきつと笑うておるわ。




思ひ馳せし者が集い、心一つに歩み続けん。

其れが志極一体。




川下り
高みを目指し
波渡り
いざ泰平の
大船を漕げ


されば、今宵は此にて

加藤家三傑 狼臣 直景