おはようございます。
この一週間で熱中症で緊急搬送された人は、
9815人だそうです。
うち搬送時に死亡が確認されたのは17人にのぼるそうです。
今年の統計開始(5月27日後)から搬送者数は、
計3万9944人、
死者は、計52人となったそうです。
どんどんシャレにならなくなっていますね。
引き続き、水分補給を必ず取るようにしていきましょう。
また夏風邪も1週間から10日経っても咳が止まらない場合は、
夏型過敏性肺炎の可能性が高いそうなので、
急いで病院に行ってください。
今日は、みんな大好き?サメのお話です。
なかでも「深海ザメ」と呼ばれる
深海で生活するサメを紹介します。
先日、NHKで放送されました。
日本は世界でも類をみない深海サメの宝庫と言われています。
日本の深海において、約40もの新種の深海ザメが発見されています。
これは世界的にも貴重な深海ザメの王国が日本の海底にあるからなのです。
まずは、深海の巨大サメ「カグラザメ」です。
海底の王者とも呼ばれています。
全世界の熱帯から温帯の海域に広く分布する。
水深2,000mまでの深海に生息する。
全長6m。
背側の体色は灰色か褐色でオリーブがかっていることもある。
腹側に行くにつれて白色になる。
↓面白いことに目が引っ込むのですΣ(・ω・ノ)ノ!
敵の攻撃から守るためだそうです。
アップでみると、ぬいぐるみみたいです。
硬い皮膚に覆われている「ユメザメ」です。
獲物を食べるとき、目を閉じながら食べたりすることから、
夢を見るサメ・・・ここからユメザメと名づけられました。
もう一つの巨大深海ザメ「オンデンザメ」です。
貪欲で口に入るものは何でも食べ、
魚類やイカ、タコなど頭足類、
甲殻類、海産哺乳類に加え、
生物の死骸も食するサメであることと、
身体の大きさから
深海生態系の頂点
に立つと思われ、人間以外には殆ど天敵もいない。
カグラザメが、海底の王者、
オンデンザメが、深海生態系の頂点、
どっちが強いの!?( ̄ー ̄;
と思ってしまいます。
そうしたら、今度は、「深海の悪魔」と呼ばれる
「ミツクリザメ」です。
英語で「ゴブリンシャーク」と呼ばれるところから、
悪魔のサメと言われるようになりました。
獲物を狩るときに↑のように、口が飛び出します。
普段は、↓のように、口は奥に引っ込んでいます。
発見された当時、伝説の怪物、「大海蛇」ではないかと言われた
「ラブカ」という深海ザメがいます。
サメに見えないんですが!( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
外見から「鰻鮫(ウナギザメ)」とも言われています。
こうした深海ザメたちは、太古から姿を変えていない
「生きた化石」と考えられています。
実際、恐竜時代の化石に、
深海ザメの化石なども見つかっているのですが、
姿は、今と全く同じです。
1億年以上前から姿を変えずに生きてきた化石ザメなのです。
つまり進化していないのです。
それはなぜでしょう・・・Oo。。( ̄¬ ̄*)
この1億年の間に、地上は劇的な環境変化が繰り返されてきました。
噴火・気候変動・隕石の衝突など・・・。
その度に地上の生き物は全滅を繰り返していきました。
一方、深海は地上の影響が及びにくく、
安定した環境が続いてきました。
ゆえに絶滅することもなかったのです。
また深海ザメに匹敵する天敵がほとんどいないため、
進化する必要がなかったからと言われています。
掃除機のように泥ごと食べ物を吸い上げる
「オンデンザメ」!
感度を高めた大きな目で暗闇を生き抜く
「ユメザメ」!
ノコギリのような歯と強力なパワーで
大きな獲物を切り裂いていた、海底の王者
「カグラザメ」
泳ぎながら、たくさんの歯で
獲物を引っかけ捕らえる
「ラブカ」!
飛び出す口で、生きた獲物を素早く仕留める
「ミツクリザメ」
サメたちは、長い時間をかけて、
それぞれの生き方で深い海に住み着き、
深海ザメの王国を日本で築いていたのです。
そして、もう一匹、幻の深海ザメと言われる
「メガマウス(ザメ)」という深海ザメがいます。
名前の通り、口が異常に大きいサメです。
口の直径は、1メートル以上あるそうです。
こわっ!Σ(・ω・;|||
世界で、50例ほどしか見つかっていないため、
幻のサメと言われています。
その3分の1が日本の深海で見つかっています。
↑メガマウスの剥製と標本です。
まるでタイムカプセルに閉じ込められたような
古代の姿を残した不思議な深海ザメたち。
私たちのすぐ側に眠る深海。
そこには、遥かな時が作り上げた
未知なる命の世界が広がっているのです。
興味を持った方で、見忘れた人は、
NHKオンデマンド(有料)で見ることが出来ます。
生で動く深海ザメたちの貴重な映像を見ることがきます。
Shinya