熊谷光紗のKotori Radio -2ページ目

円錐切除後のこと【vol.13】

円錐切除の手術が終わり、麻酔のせいかしばらく眠っていたり起きてもなんだかくらくらする気持ち悪いと思って目を閉じてはまたすぐ眠っていたりで、知らぬ間に夕飯の時刻に。

 

空腹だった私は何がなんでも食べたい!!と思っていたのですが、

私の様子を見た看護師さんが「無理しないで。」と。

 

いや、わしは無理してでも食べたいんじゃ!!

 

と食い意地の神様が降りてきたけど、その無理ができない現実。

食べたいけど、食べられない。気持ち悪くて。

でもこの気持ち悪さは空腹のせいもあるんじゃないか?くらいに思っていた。

 

そうこう気持ち悪さと食べたさと心強さと(篠原涼子)格闘していたら

「ご飯、食べられないですよね。無理しないでくださいね。」と

する!っと下げられてしまった。

 

あーん!バナナだけでも取っておけばよかったよーーーーー!!

 

と心の叫び。

 

うとうと気持ち悪さは続き、立ち上がることもできないまま、トイレも行けないまま。

血圧は見たことのないくらいの低さだった。

なんぼか忘れたけど、上も下も二桁で、とにかく図るたびに「低いですねぇ。」と言われていた。

だから、おなかがすき過ぎて低いんでないの!?って内心思っていた。←すごい食い意地。

 

トイレも手術前に行って以来行けていないと告げたら、今立って歩くことはまだ難しそうだから、ここでできるようにしましょうか?と看護師さん。

 

えーーーー。ここでーーー?病室でぇぇええー??

ちょっとそれはできないよぅ。って思ったけど、着々と準備にかかる看護師さん。

 

なんか寝たままお尻のしたに置かれて、ここでもうこのまま出しても大丈夫。(一応言うけど小の方の話です。)って状況にしてくれたのだけど・・・

 

でなーい!!!

 

できないってぇー!!!

 

できない気がしてたけど、やっぱりできなかった。

 

でもどうしたらいいんだ。この方法でもできないし、歩いてトイレまで行くこともできないし。一体わたしはどうすればー!!!状態。

 

でもだからって漏らすこともなく夜が来る。

 

続く。

いよいよ手術開始【vol.12】

正直言って余裕ぶっこいていました。

 

同じく円錐切除を数年前にした友人に「寝ている間に終わるから大丈夫だよ~。」と言われていたので

 

目が覚めたら下のコンビニにスイーツでも買いにいこー♪なんてのんきに考えていた。

 

ところがどっこいだ。

 

手術室のベッド(狭い)に横たわり、まずは点滴をするために腕に針が刺される。

いつも注射は寝かせてもらいながらやるくらい怖がりなわたし。

 

このときはすでに寝ていたので、「怖いので寝かせてください。」なんて「注射が怖いアピール」する余地もなく。

なんとか耐え忍び無事ルートが取れる。

 

「ひぃー。これが一番怖かったですぅ。注射、すっごい苦手でー。よし、あとは寝てれば終わるだけですもんね!」

 

と、もう終わったぜ!くらいのノリでいた。

 

すみません、お医者さん、看護師さん、これからだっていうのにひとりで終わった気でいて。

 

先生がやってきて驚いたのは

 

わっかー!!!

 

若い。女の子でした。

 

マスクに帽子にで目しか見えていないけど、明らかに私よりずっと若いぞ?

 

いや、ここにいる人たちみんな私より若いんでないか?

 

それだけ自分が年を取っているということでもあるけど。

 

まあ、年なんて関係ない。

 

みんな「緊張してますか?大丈夫ですよ~。」などど優しく声をかけてくれる。

 

まず最初に何か点滴に入れられた。

 

変化なし。

 

次にまた何か点滴に入れられた。

 

このとき、寝ているのにも関わらずなんだか目が回るような感じがした。

 

気のせいかな。と思って寝たまま辺りを見回したけど、なんだかやっぱりくらくらしている気がした。

 

寝ているからくらくらしているのかもよくわからないんだけど。そんな気が。

 

後に、手術後に気持ち悪くなったのも、しばらくくらくらしていたのも、この点滴のせいなんじゃないかと思っている。

 

この時点で、まだ、麻酔は効いていない。

 

そもそもまだ麻酔は入っていない。のだが、いますぐにでも手術が始まってしまいそうな雰囲気で

 

ちょっと待ってよ、わたしまだ意識ありますよ。

 

って言いたかった。(言わなくてもみんなわかっている。)

 

そしていよいよ「麻酔が入りますね。」だかなんだか言われた。

 

あ、これからか。よし、きた。と。

 

記憶が曖昧だが「10数えてください」とか言われたかもしれない。言われてないかもしれない。

 

なんだか一瞬すごーーーーーく眠くなって眠っちゃいそう!!と思った。

 

 

けど、「ちょっと待って、私、意識あるよね?だって目も開くよ?」

 

と薄っすら開けてみたら目が開いた!!

 

しかもなんかもう手術が始まっているようだ。

 

このまま手術が始められたら大変だ!!

 

意識があるし、目も開くし!!

 

なんとかして意識があることを知らせねば!!と思い

 

「いたいぃー・・・痛いぃー・・・」と振り絞るように言った。(そんなに痛くないのにそれしか思いつかなかった。)

 

すると横にいた看護師さんが気づいてくれた!

 

「痛いですね、もうすぐ終わりますよ。」

 

・・・え?もうすぐ終わる?これから始まるんでしょ?と戸惑っていると先生の

 

「麻酔追加。」

 

の声が聞こえた。

 

いやいや、それでもまた

 

「痛いー・・・いたいぃ・・・・」とゾンビのような声を振り絞って、私意識ありますアピールを必死でした。

 

「もう終わりますよー!!ほら!!」

 

ぐるぐるぐるん!!と何か器具が抜かれる感触があった。

 

 

どうやら、本当に手術は終わったみたいだ。

 

 

麻酔は速攻で効いていたそうだ。

 

そして、いたいぃーーーと唸るようにアピールしていたのは手術の終盤だったようだ。

 

「終わりましたよ~」とほがらかに話しかけてくる看護師さん。

 

その時意識は朦朧としていて、できることならまだ寝かせておいてくれよ状態だったんですが、

なんでか私の意識はあること前提にめっちゃ話しかけてくる。

 

「手術、5分くらいで終わりました??」

 

と朦朧とした意識の中で言ったら、手術室が笑いに包まれた。

 

「1時間半くらいかな?」って先生が看護師さんが言ったかな。

 

ほんとに5分くらいで終わった感覚だった。

 

できることなら最後の5分、目覚めることなく眠っていたかったけど。

円錐切除の手術のこと【vol.11】

手術のこと。忘れないうちに書いておこうと思います。

 

手術の日までに何度も病院へ足を運んだ。

 

①血液検査・心電図・尿検査・レントゲン・入院相談

なにより注射が嫌。注射怖いんですー、というと、ベッドに寝かせてくれた。優しい。

 

②婦人科診察

ここで、不整脈を若干指摘されたが、全然問題ない程度なので、とスルー。

 

③PCR検査

鼻の奥の奥まで入れられるやつ。初体験!!

涙目になったけど、思っていたより全然だいじょうぶ。

 

入院の前日は夜9時以降飲食禁止。

 

朝は1杯の水だけはOK。

 

2021年12月4日。朝9時。出発。

途中、化粧水を忘れたことに気づく。

ドラッグストアへ寄り、化粧水と、ついでにパックも購入。

めったにない1人の夜時間をパックでもして楽しむ気まんまんだった。

そんな夜は訪れないことはこの時点で知るすべもない・・・。

 

9時45分頃。

すでにお腹ぺこぺこの状態で病院へイン!!

 

娘がその週鼻水を出していたので、用紙に「家族の体調」を書くところがあったのでそのことを書いたらちょっと大変なことに。

看護師さんが飛んできて、詳しく話を聞かれ、なにやら電話で誰かと話していて、

もしやこれは入院できなくなるんじゃ・・・と不安がよぎる。

 

娘のちょっとした鼻水が一大事に・・・。

 

「今は娘さんは熱も鼻水もなく、他の家族やご本人も体調に変わりはなく元気なんですよね?」と念を押され

鼻息荒く「はい!!」と答える。

 

そうしてようやく無事、病棟へ。

 

ひととおり病棟内を案内していただき、待機。

 

「午後1時ころに入室になりそうです。」

 

と告げられる。

 

お昼ごはんも食べられず、お腹がすき過ぎて、「明日は退院祝いに食べ放題に行こうかな!」と焼き肉食べ放題のサイトを熟読する。

そんな明日が来るはずがないこと、この時点で知るすべもない・・・。

 

しばらくすると、「これ履いててください。」と、着圧ソックスを持って看護師さんが現れる。

 

履いたことないけどなんとか説明書を見ながらぐぐぐと履く。

 

そしていよいよ13時。

看護師さんと一緒に手術室へ。

 

このとき、全然不安もなく、寝ているあいだに終わるっしょ~くらい気楽な気持ちでいた。

 

手術室がたくさんあるところに入ると

「TOKYO MERってドラマみてましたぁ?」と興奮気味に看護師さんへ話しかける私。

「TOKYO MERみたーい!!」と、手術室にわくわくする私。

 

手術前は、とっても元気だったわたし。

さよならナプキン【vol.10】

円錐切除から5週間と3日。ついに今日、ナプキンとさよならしましたー!!

ばんざーい!!

 

長かった(涙)。

 

術後すぐの出血はそれほどなかったんです。

手術した夜、少し動くたびに出血している感覚があって、

看護師さんに「ちょっと出血の量みせてくださいね~。」とパンツの中を確認された時、

 

「2回くらい、どばって出た感じがしました。」

と告げたんですが、

 

「え?全然出てないですよ~。」と。

 

ほんとに出てなかった。

 

なんだったんだろう、あの感覚は。

 

退院してからもしばらく何かが出る感覚があったけど、それは血ではなく、透明っぽい液体だった。

 

これはいったいなんなんだろう・・・。尿?え?違うよね?

しかも、大きな声では言えませんが、臭いんです。(恥ずかしいけど、同じ経験したひとのためにも書くよ。)

 

臭い透明な液体と共に少し血も出るので、水彩絵の具のような薄い赤いのがナプキンについている感じ。

 

いつ終わるのかな-。いやだなー。っておもっていた。

 

そしたら生理が来て、終わって水彩絵の具に戻って、ある時水彩絵の具が真っ赤な絵の具に変わった。

 

多分かさぶたが取れたのかな?

かさぶたが取れたら出血するって聞いてたから。

 

それが結構な出血で、トイレのたびにナプキンいっぱいに出血していたりもしたから心配したけど、

その大量出血は一時的なもので、そのあとだらだらとそこそこの量の出血が続いた。

 

そして私は常に疲れやすく、きっと貧血気味だった。

 

スーパーでレバーを見つけては焼いて食べた。

 

体が血を求めていた。

 

術後5週間過ぎた今。あの疲れやすく、まぶたがすぐしばしばしてしまうほど眠くなりやすく、歩くのすら億劫だった日々が懐かしく感じるくらい元気になっています。よかった。

 

お酒も解禁。

 

大好きな日本酒もちびりちびりやっています。たまにね。

円錐切除から1ヶ月【vol.9】

そんなわけで、1月4日で円錐切除から1ヶ月。

 

ようやく調子が戻りました。

 

12月27日の診察までは全然本調子じゃありませんでした。

 

でも先生に

 

「もう普通の生活に戻って大丈夫ですよ。」

 

と言われた瞬間なにかがふっと落ちたような。

 

きっともう大丈夫なんだ。っていきなり思えた。

 

病は気から。ってほんとだな。

 

すぐに元気になったわけじゃないけど

もういつになったら調子が戻るんだろう・・・という先の見えないトンネルの中にいたところに

出口の光が見えたというか。

 

出血も少なくなっていきました。

 

29日から姉が遊びに来てくれて

「まだ本調子じゃないから~」と言っておいたのですが

30日くらいにはだいぶ調子が戻っていた。

 

でも調子が戻っていることは秘密にしておいた。←やなやつ。

 

おかげで私はゆっくりできますます元気に。

 

31日。

もうナプキンはしなくてもいいかも。

と思ったので、布ライナーに変えてみたらまだ気持ち悪くてすぐに紙ナプキンに戻した。

 

もう1ヶ月もナプキン生活だな・・・。

 

1月6日。

もうナプキンなくても大丈夫!と確信したので再度夜布ライナーに。

 

1月7日朝。

生理・・・。

 

よろしくナプキン。

 

もう少しナプキン生活続きそうです。