私は、花を咲かせたい人 | シングルマザーの第二の青春!

シングルマザーの第二の青春!

フルタイムで働くシングルマザーです。同居していた認知症要介護4の父親を令和5年3月に見送り、着物と盆栽をたしなみつつ第二の青春を謳歌しています。ときどき毒親に対する毒を吐いてます。

人が花を楽しむ時、いくつかの方法がある。

1  種を撒いて花を育てる人
これは1年生の朝顔みたいに種から花を育てる人のこと。自分の周りにはほとんどいないかなぁ。

2 咲いている花の鉢を買ってきて、
  それをアレンジする人

これはガーデニングのように咲いているお花を植木鉢や花壇に植えて美しく飾る人

3   自分で世話をして花を咲かせる人

盆栽なんかそうだけど、1年間世話をして自分で花を咲かせる人

4  咲いている切花を買ってきてそれをアレンジする人

華道とかフラワーアレンジメントとかで楽しむ人

5  咲いている花を見に行って楽しむ人、
これは観光地や公園に行って咲いている花を楽しむ人

この中で言えば、私は3番の自分で世話をして花を咲かせる人。

若いときにはフラワーアレンジメントもやったし、鉢植えの花を買ってきて、それを並べて楽しんだこともあったけど、今はたった数日の花を楽しむために1年かけてお世話をする盆栽が1番楽しい。

特に、何年も花を咲かせなかったものが一生懸命世話をすることで花を咲かせるのを見るのは何よりも楽しい。それを思うと、手が泥まみれになることも、こまめにお世話をすることも全く苦ではない。
ちなみに、去年から爆咲している藤の花は、ビフォーがこれで(花が一房しかないし、この翌年から4年間全く咲かなかった)



アフターがこれ





ここに来るのに7年位。💦💦



そしてもう一つ。こちらは盆栽ではなく、亡くなった父親が育てていたバラ。

要介護になってからほとんど手入れもされず放置されていたもの。それを1年前父親が亡くなってから、YouTube先生で勉強して1年間めちゃくちゃお世話をしてきた。


ビフォーがこれ



実は一度バラの専門家を呼んで何とか再生できないかと相談したんだけど、もう古いし、根も弱っているのであまり触らずそっとしておいたほうがいいと言われたもの。


この姿を見ると、いつ枯れでもおかしくないように見えたけれど、1年間お世話をした、その労力と思いに答えてくれた。




もちろんまだまだ貧弱だし、葉っぱも病気がちだけど、でも明らかに全体的な花のつき方が違う。


そして、咲いたバラも去年より大きかった。




他にも再生中のものはあって、形見分けにもらったボロボロのけやきの盆栽とか、ボロボロのサツキの盆栽とか、20年近く植え替えもされず、ろくに肥料ももらえず、それでも細々と花を咲かせていた、母親のサツキとか。

けやきは花を咲かせないけれど、葉っぱが多くなり、枝も増え、はも濃い緑になるのを見ると本当に嬉しくなる。


子育てもそうだけど、私は手のかかる子の方が好きなのかもしれない。


最初から出来上がっている花ではなく、むしろちょっと弱っていたり、花が咲かなくなっているものの方が、やる気が出るというか、やりがいが出るというか咲いたときの喜びが大きいというか。


実際もともと出来上がっている息子がいかに良い成績を取ろうと、いかに良い大学に入ろうと、あまり気持ちがワクワクしなかった。だって私のおかげじゃないもん。息子の実力だもん。そんな気持ちだった。


今の仕事もうまくいっていないところ、うまくやれない新人さんとかの教育係を任されたりしてるけど、最初はできなかった子がちょっとできるようになった。1年で成長したそういう姿を見るのが何よりも楽しい。


そんな私の今日は、観光地に行くこともなく、おしゃれなお店に行くこともなく着物を着ることもなく、朝から夕方までひたすら盆栽のお世話をしていた。肥料を取り替え、余計な葉っぱを切り、消毒し鉢を入れ替えた。

気がつけば4時間もたっていたけど、どんな立派な公園に行くよりも自然に触れ合い自然を楽しめたと思う。それにどちらかと言うと、感情労働者の私にとっては黙々と土をいじり、黙々と葉を切り、黙々と消毒する。そんな単純作業が1番脳みそがリフレッシュするから。

残念ながらうちの会社はカレンダー通りのゴールデンウィーク。


明日も仕事だー。