行方不明だった男の子が、
おおかたの?予想通り母親の再婚相手が犯人だった、
ということで、あたかもミステリードラマの考察のように
ネットもワイドショーもお祭り状態。
私も、被害者が見つかるまで、
そして犯人がわかるまでは
正直、新しい情報があればつい見てた。
あとは、動機については知りたいけど、
それ以外についてはもういいし、
再婚した母親へのバッシングについては
もういい加減にしてほしい。
仮に何か母親に落ち度があったとしても、
他人に言われるまでもなく、
本人が一番感じているだろうし、何よりも、
我が子を失うという最悪の罰を受けているんだから。
それに。
子どもを殺めているのは継母や継父だけじゃない。
血のつながった我が子を殺している実母や実父は
山ほどいるし、逆に血のつながらない子を
愛して育てている継母や継父もいるはず。
ちなみに4月1日で私は離婚して満24年たった。
その間一度も、恋人を作ったこともなければ
再婚を考えたこともない。
それは経済的に自立していたこと、実家で親と同居して、物理的な助けがあったこともあるけど
それよりも
もう誰かの顔色を見ながら子育てをしたくなかったのと、
寝ている我が子を
手にかけようとする人間を目の当たりにして、
他人の子を愛せるわけがない
そう思ってしまったからだ。
不倫相手と結婚したいのに、
子供のために離婚に応じない私に
「だったら子どもを殺して自由にしてやる」
酔っ払っていたとはいえ
仕事も思い通りにならなかったとはいえ
全てはお前のせいだと言い
私を先に手にかけようとした直後だとはいえ
目を覚ましていた娘に話しかけられて我に返り
「本当にごめん」と謝ったとはいえ
その前に、笑いながら
「殺してやるから」と言いながら近づいた元夫を見て、
子どもたちを1人で守ろうと決心し、離婚に応じた。
今回の事件のいきさつはわからない。
ただ。
私は一度だけ子どもに「お母さん、再婚したらどう?」と聞いたことがあるんだけど。
娘は「えーやだーー」と軽い返事をしたのに対し、
当時小学生四年生くらいだった息子が
「え、やだ…」と普段見たことないくらい嫌そうな顔でポツリと言った。
予想以上に嫌悪の表情だったから、
「ごめん、ないから!大丈夫だから!」って取り消したけど、それ以来冗談でも言うのはやめた。
それくらい
高学年にもなれば男の子にとって母親の再婚って
相手が誰でも、受け入れがたいことなんだと思う。
今日もワイドショー好きな母親は、
この事件のニュースを見ていた。
(ご飯食べてると、自然に目に入る)
かわいそうーと
インタビューに答える人間やコメンテーターがたくさん出てくるけど、
残念ながら彼は殺されてしまってもう帰ってこない。
でも、同じような思い。
実の親かどうか関係なく
辛い思いをしている子どもはたくさんいる。
安全地帯でかわいそーと言っている暇があったら
あなたの近くにいる「かわいそう」な子どもに手を差し伸べるべきだと思う。
世の中には、私たちが思う以上に
過酷な家庭環境にいる子どもはたくさんいるし、
本当に可哀想な子の中には
可哀想な顔をしていないことも多いから。