「リクルートできちゃう旅館の和装ユニフォーム」ならおまかせの
布の力久磨衣(くまい)の安達美和です(^◇^)
オリジナル暖簾や館内着・羽織なんかも企画製造してるんだぜッ
わたしが大学に入学して、最も楽しみだったことを告白したら、きっとあなたは、「やっぱり安達さんはちょっと頭がおかしいんですね。そうかとは思っていたけど。あ、電車が来たんで失礼します」みたいな反応を示すのでしょうね。こころが折れそう。だけど、思い切ってお伝えします。
18歳のわたしは、ほかの新入生に混じって大学のゆるやかな坂道を登りながら、胸をときめかせていました。
さぁ、今日からわたしも大学生だ。
これで、わたしの望みを邪魔する人は誰もいない。
同時に、16歳の時の苦い記憶を噛み締めました。
わたしがその望みを口にしたら、当時の担任の先生はちょっと困った顔になりました。でも、キッパリとこうおっしゃいました。
「それは、許可できません」
ああ、バカなわたし。
生真面目に許可など求めずに、黙ってやってしまえば良かったのよ。
だって、いま考えたって、誰かを傷つけるような望みだったわけじゃないのに。
それでも、ハッキリ「許可できない」と明言されたことを無理に押し通せるほどのハートはありませんでした。うちひしがれながら、こう思ったことを覚えています。
大学生になれば。
大学生になれば、叶えられるんだ。
だから、大学生になったことがとても嬉しくて。
なにを考えていたのか、入学式というのにデニムにくたくたの白シャツといういいかげん極まりない格好でいたため「新入生」と認識されず、一枚もサークルの新歓チラシをもらえなかったのに、それでもこころは弾んでいました。(当時は、なんで自分にはチラシをくれないのか分かりませんでしたが)
さぁ、いつあの望みを叶えてやろうかと、さくらの花弁が地面でさざ波を作っているのを見ながら考えました。
いよいよ望みを叶えて、家族の前に立った時のことは忘れません。
父は、似合うなお前! と言ってくれました。
母は、ふふふ、栗みたいと笑っていました。
姉は、自分の妹ながら変わってるわーみたいな目をしていました。
わたしは、2センチほどになった自分の髪をしょりしょり撫であげて照れていました。2年越しの想いが叶ったのです。染めないと、マジで野球部員だから、というなじみの美容師さんのアドバイスを受け、オリーブグリーンにカラーリングした初めての坊主頭。
わたしの後頭部はまあまあ絶壁です。だから、いざ坊主にしても似合わない可能性もありました。頭の格好が良くないと、坊主はダサいのです。でも、思いの外、坊主はわたしに似合いました。たしかに、ちょっと栗や野球部員(補欠)っぽくはありましたが、それを差し引いても素敵と言って良かったと思います。
さて、しかしわたしが野球部員(補欠)になって、満足していたのは本人だけのようでした。恋人の前でパッと帽子を脱いで見せましたら、相手の表情はみるみる暗くなり、「もう、本当、なんで……?」とつぶやかれてしまいました。なぜだかは分かりませんが、恋人にも「それ、いいじゃーん! 似合ってるじゃーん!」と言ってもらえるものと信じて疑わなかったんです。だから、その反応はショックでした。
当時のわたしに、言ってあげたい。
君のおつむはどうなってるんだ。
彼女が坊主になって、喜ぶ彼氏がどこにいる。
「パねー、オレもおそろいにしちゃおっかな」
とバリカンを手にする彼氏がどこにいる。
その後、恋人とは一時ギクシャクしました。
わたしは悲しみに暮れる野球部員(補欠)でした。
なんというか、あの時のわたしは相手の喜びよりも自分の喜びを最優先する節がありました。それは、間違っているとは思いません。でも、まあ、簡単に言うと、そんなやつモテないよねーーーー。実際、モテなかったもんねーーーー。
だから、仕事をするにあたって、この姿勢を改めたんです。
よくビジネスは恋愛に例えられます。お客さまを恋する相手に見立てて、どうすれば喜んでもらえるか、どうすれば自分を好きになってもらえるか。
自分がしたいことの前に、お客さまが喜んでくれること。
それをじっくり考えないと。
坊主で浮かれるのはプライベートに止めなければなりません。
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全国のお宿で頑張るステキな女性達と、
あだちの必死の変顔が見られます。
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「アレ?あだちとオレってクラスメイトだっけ?」
くらいのラフなスタンスでつぶやいています。
ずんの飯尾の笑いは誰にも似ていない……彼は日本のお笑い界の奇跡だ!
みたいなことばかりつぶやいています。