第1351回 経営者モーニングセミナー |     朝活!熊谷市倫理法人会ブログ

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        おかげさまで設立35年周年 毎週金曜日 早朝6時から「経営者モーニングセミナー」開催中!

平成26年3月28日(金) 第1351回 経営者モーニングセミナー


時間:AM6:00~7:00

会場:ホテルガーデンパレス 2階 錦
(熊谷市佐谷田3248 TEL048-525-7777 )



テーマ:「熊谷商工会議所青年部の活動報告及び事業計画」


話:熊谷商工会議所青年部 平成26年度会長予定者

   

            藤倉 久典 氏















大学時代はさぼったり遊んだりの生活でした。

そして単位が足りなくなり、卒業するのに5年かかりました。


当時はバブル期で、私みたいな学生でも簡単に就職ができる時代でした。

8月の就職活動の解禁日には企業が学生を囲い込みをするため、

水上の温泉に連れて行き、飲めや歌えの大騒ぎをしていたような時代でした。


バブル期だった証券会社への就職を経て、家業の楽器店に入りました。

楽器の販売、音楽教室の運営、イベント製作などをやっておりまして、

私の担当はイベント製作のほうをやらせていただきました。

平成17年になり、私が会社の代表となって現在に至っております。


青年会議所や商工会議所の青年部というと本来は若手経営者の研鑽の場

であるのに、私の中では「ただ飲んでいるだけ」

というイメージがあり、いろんな方からたくさんのお誘いがありましたが、

ずっと毛嫌いをしていました。


ある建設会社の社長に大宮アルディージャの試合を見に、

ナックファイブスタジアムに連れて行っていただきました。

センターラインの後ろのほうのとてもいい席で試合を見させていただきました。

今まで野球が好きでサッカーは全く興味がなかったのですが、

この試合を見て私はサッカーの虜になってしまいました。


熊谷でも1試合大宮アルディージャの試合があります。

その熊谷での試合の後に、あるサッカー関係者の方と食事をする機会がありました。

ドイツのバイエルンミュンヘンというクラブはサッカーだけでなく、

地域のスポーツクラブとしていろいろな活動をやっていることを聞きました。


そして日本には子供の頃から育て上げプロになるというシステムが

まだあまりなく、そこを何とかしたいということを話され、私も大変共感いたしました。

そして同席していた建設会社の社長が、

子供たちにトッププロである大宮アルディージャの試合に招待する、

という活動を始め、最初の年はその社長が招待したそうなのですが、

翌年、3つの青年団体にその話を持ちかけました。

3つの団体とは青年会議所、商工会議所青年部、法人会青年部という団体で、

その時は快く引き受けてくれたのですが、実際に実行されることはありませんでした。

その社長はとても残念だと話されたのを聞いて、

「じゃあ私がやります!」

ということで、当時の46歳という年齢でも入会できる、

商工会議所青年部に入会することになりました。


うどんを40.9mつなげるイベントをやったり、

えびす商業祭、グルメマップ作成、アルディージャの熊谷大会など

熊谷商工会議所青年部として様々なイベントをやってまいりました。



私の業界も良い時期がありましたが、

私のような中小零細企業においてはアベノミクスの恩恵を享けることなく

推移している状況であります。


私どもの業界だけでなく、様々な業界に言えることだと思うのですが、

「今までと同じ事をやっていていのか?」

ダーウィンの進化論ではありませんが、

強いものが生き残るではなく、時代の変化と共に自分も変化させられる生き物が

生き残っていけるのだと思います。


そんなことを肝に銘じ、来年度会長を務めさせていただきたいと思います。



会長挨拶:龍前 篤司会長 (税理士法人 武蔵経営
















実は私は今日誕生日です。

59歳になりました。あっという間です。

私は相続の仕事もやっているのですが、95歳で亡くなった人も「あっという間だった」

と言っておりました。

今日の輪読の「光陰矢の如し」というのは、まさにその通りで、

「今日をとりにがす人は、一生をとりにがす人」であると思います。


日本M&Aセンターの旅行でローマに行ってきました。

3泊5日の強行スケジュールでしたが、

ハウステンボスの経営を再建させた、澤田秀雄氏の講演がとても印象に残りました。

エイチ・アイ・アスの社長でもあります。

澤田氏は開業以来赤字続きのハウステンボスの再建を長崎市長から頼まれました。

しかしながら、周りの人は絶対に出来るわけがない、場所が悪い、広すぎるなどと

誰がやっても無理だ、と言われましたが、

澤田氏はこれを引き受け、1年目に黒字化しました。


澤田氏は1000人の従業員に対して、3つのお願いをしました。

ひとつは、施設内をきれいに掃除すること。

二つ目は、お客様に対して笑顔を見せること。

三つ目は、2割コストをカットして、2割売り上げを伸ばす、

これができれば、18年間もらっていなかった賞与を従業員に配る。


様々なイベントをやりましたが、なかなかうまくいきません。

開き直って、世界一のイベントを目指し、

100万本のバラを植えました。ついに成功しました。

その後中途半端なイベントではなく、世界一を目指す花火大会をやったり、

冬は1000万個のイルミネーションをやったりと大成功しました。

そして今期は100億円の利益を越すといわれています。


澤田氏の本がありますので、紹介します。


なぜ難関ばかり望むのか、良く聞かれる。

私がよほど失敗を恐れない人間に見えるらしい。


私だって失敗は嫌だし、辛いものだ。できれば避けて通りたい。

それでも私の人生ははっきりいって失敗の連続である。

それは若いときも今も変わっていない。


私は失敗そのものを嫌う以上に、

失敗することをを恐れてチャレンジしなくなることを嫌う。

私自身たとえ失敗するかもしれないと思っても、

思いついたならば挑戦するほうを選んでしまう。

しかし、実際多くの人は失敗を恐れてチャレンジをしない。

本当にもったいないことだ。


そしてこれは日本経済がなかなか回復しない原因のひとつである。

まず、失敗するのは悪いことではない。

むしろ後から振り返れば以前に失敗したからこそ

そこで得られた経験を生かして大きな成功を収められた

という構造になっていることが大半なのだ。



本日の参加者 : 18社18名



文責:押田 大助(株式会社 中央園芸)