G患者の多くが気になる自分のGの正体

昨今では遺伝子検査なるものが多数報道され

患者を期待させていますけれど

その実態は?


ハマリョウさんが興味深い記事を上げておいでです

よろしければご一読ください


私自身、悪名高い(w)築地で

実際に遺伝子検査の説明外来に行ったことがあります

5時間待たされて聞いた内容は

あまりにもガックリ


結論として→「やっても無駄」


自分で売っといて何なんだー、と思いますが

医師の説明にもまた一理ありました


まず、報道が先走ってしまったことで

過度な期待を患者に植え付けてしまっていることは

問題だとは感じます

そして、検査をして遺伝子異常が見つかったところで

薬(分子標的薬)が現実についてきていない状態


例えば子宮頸がん患者に遺伝子A(仮)の異常が見つかったとします

そして分子標的薬Bがヒット

しかしその分子標的薬Bが肺がん(仮)にしか保険適用でないという現状

マッチする分子標的薬なら試したいと思った場合、

当然ながら自費治療となります

抗がん剤と違って分子標的薬はとても高価ですから

年間数千万の自費負担になります

富豪ならともかく、ほとんどの患者には捻出が難しく

家財一切売り払って治療したとしても

奏功するとも限らないという次の問題も出てきます

築地の先生、特に若い先生のサイボーグ的物言いも

あちこちで話題にはなっていますし

私自身も直接聞いて「そりゃないだろ」と思うことはありましたが

実際問題、高いお金出してやったところで

薬は見つかりにくい、あるいは

見つかったところでその費用どうすんの?という問題が浮上

ならばいっそ知らない方が幸せ、何かもしれません


なので今のところははやる気持ちを抑えて

MSIくらいにとどめて陽性を願うくらいの段階なのではと

感じています


補足:


築地では築地患者以外の検査、

特に私の様にガイドラインに沿った治療を受けていない者は

保険の関係で受け付けてくれないそうですよ

TCまたはCCRTを受けていない患者

術前化学療法を受けた患者は

ガイドラインから外れているそうです

もちろん動注など論外ですw

担当医師は「好き勝手やったしっぺ返し」と呼んでいましたが

やったって意味のない検査なんでしょ?

なら、別にしっぺ返しじゃないじゃんと感じました

いずれにせよ、突っ込みどころ満載な外来でした



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