ぼくはアフリカにすむキリンといいます。 | くまちゃんのわらって日記。

くまちゃんのわらって日記。

人間大好き おしゃべり大好きくまちゃんが日常の見聞きしたことを綴ります。

 

   岩佐 めぐみ 作

   高畠純 絵

   佼成出版社

 

 

毎日を退屈に暮らしていた一頭のキリンが

やはり 退屈していて郵便屋をはじめた

ペリカン配達屋さんに

手紙を ことづけます。

宛先は、地平線で会った最初の動物です。
ペリカンはアザラシ配達員に最初に出会い手紙を渡します。

その手紙は、クジラ岬に住むペンギンの元へ届けられます。
そしてキリンとペンギンの文通が始まります。
お互いまだ見ぬ相手を想像しながらの

手紙のやり取りや手紙の内容が楽しく、面白いです。
 

最後には 自分で想像したペンギンの姿に扮した

きりんが はるばると会いにいきます。

 

   会ったことのない人との文通。

   お手紙のやりとりには

   それなりの時間と間に介在する人(動物)が

   必要です。

 

   メール ライン SNSにすっかりなれてしまいました。

   即 画像も送れて 瞬間に共有できます。

   便利で 当たり前になっています。

   

   でも、自筆のお手紙をもらう喜びは大きいです。

    そして 自分でも投函する時の喜び。

    ちょっと ワクワクです。

 

    このブログにも かつて 書きましたが

    小学校の時、 文通にはまりました。

    私の住所と名前と小学3年生という情報で

    たくさんの同学年の女の子に手紙をもらいました。

    その当時 私には 時間があまり余るほどありました。

    毎日 ランドセルを背負ったまま

    ポストを覗くのが 嬉しくて 楽しみで 学校でも

    授業中でも 手紙のことを考えてました。

    お返事を書くときは まず

    引き出しの中の可愛い封筒と便箋を選びます。

     そして   『お元気ですか?』

     たいてい このフレーズから始めましたね。

    行ったことのないその人の住んでいる場所を

    また 相手の顔を想像しながら

    いつも便箋にびっしり書きました。

 

    その中の一人には 成人してから

    東京で会いました。

    やっぱり 思うてたイメージの人でしたね。

 

     そこに至るまでのあの10年以上の

     スローな優しいやり取りも

     愛おしいですね。

     ちょっと この忙しさのピーク過ぎたら

    お手紙書きたいななどと 思うだけで

    あのワクワク感がよみがえってきたのが

    不思議です。

    

 

     今日も絵本力に感謝です。