ワクチンデマを全部つぶすとおっしゃっている、河野太郎大臣のブログから。続いて。

 

>「ワクチン接種により不妊が起きる」
>コロナワクチンに限らず、どんなワクチンに関しても流されるデマの一つです。

>これまでのワクチンで、不妊が起きたことはありません。

 

これも論拠が弱いんだよなあ。

コロナウィルス用のワクチンが、「これまでのワクチンと同じ」ということではありませんよね。

実際違うはずだし。

 

>今回のコロナワクチンでも、不妊が起きるという科学的な根拠は全くありません。

 

当たり前じゃん。不妊が起きるという科学的根拠があるワクチンを認可する国があったら、そっちの方がびっくりですわ。

「不妊が起きるという科学的な根拠がない」と言うだけでは弱いよね。

曲がりなりにもワクチンに関する「デマ」をつぶすとまでいうなら

「不妊が起きないという科学的根拠」を示さないと。

 

>ファイザー社の元Vice Presidentのマイケル・イードンという人が、「胎盤を形成するシンシチン-1という蛋白とスパイク蛋白が似ているため、

>スパイク蛋白の抗体がシンシチン-1も攻撃してしまう」と主張しましたが、実際には抗体が反応するために大切なアミノ酸の配列は似ている

>ところが少なく、そのような反応が起きたことは確認されていません。

>アメリカで行われた3958人の妊婦を対象とした研究で、流産や早産、先天奇形が起こりやすいということがないことも確認されています。

 

流産や早産、先天奇形が起こりやすいということがないことも確認されています。=不妊のリスクがない。

じゃないってわかりますよね。日本語読解力が普通にあれば。

既に妊娠している人への影響と、これから妊娠することを望む人への影響は違うよね。

当たり前ですけど。

 

せいぜいこの1年くらい海外で投与されたワクチンとか、日本ではこの数か月投与されたワクチンで、

「不妊のリスクがありません」と言い切ったらまずいんじゃないのって思っていたら、

「不妊のリスクはありません」とは言い切ってなかった河野さん。さすが。

 

巧妙に論点をずらしながら、「不妊リスクはありません」とは言い切らずに、「不妊リスクはないと思い込ませる」ロジックですね。

すごいね。

頭のいい人がついてるのか、ご本人が頭いいのか。

でもね。

私は、「直ちに健康に影響はありません」と、嘘をつかずに責任を回避した福島原発事故当時の官房長官を思い出しました。

ワクチンのデマを河野大臣が全力否定。

ワクチン担当大臣だから、「接種推進」の立場ですよね。

でも、無理のあるロジックで否定したり、リスクの可能性に言及しない推進は、信用なくすよ。

 

以下河野大臣のブログから。※他にも突っ込みどころはあったけど、最初のネタだったので。

 

>「「ワクチン接種された実験用のネズミが2年で全て死んだ」」
>「実験用のネズミの寿命がそもそも2年程度ですから、ワクチンを接種した人間が100年で全て死んだといっているのに等しいことになります。」

 

「なるほど!!合点がいきました!!」。は無理。ワクチン無害の合理的説明になってないって気づかなきゃ。

「2年でワクチン打ったネズミが全部死にました。死因の75%は老衰でした、25%は栄養不良でした」ならOK。

 

でも河野大臣のロジックでは、死んだネズミの死因がワクチン接種である可能性が否定されてはいませんよね。

「ワクチン接種した人間が100年で全員死にました。」は、ほぼ100%真実になるでしょう。

でもうち2%はワクチン接種が直接の原因でした。ってことも可能性としてはありじゃないですか?

この「100年で」ってのがみそで、全員が揃って100年後ではない。

うち15人は1年以内に死亡したけど「ワクチン接種の因果関係は評価できない」...。

100年でなのか100年以内でなのか...。

って、突っ込みたくなるけど、でも、ここまでは河野大臣のあげ足取り。

 

本題はここから

さて、以下は「本当」?「デマ」?「検証不能」?

・日本では2021/6/25までにワクチン接種後に死亡した人は300人以上が報告されています。⇒「厚労省の公表データによれば本当」

・日本では2021/6/25までにワクチン接種が原因で死亡した人は300人以上が報告されています。⇒「検証不能」

・日本ではワクチン接種が原因で死亡した人は2021/6/25現在一人もいません。⇒「検証不能」

・日本では2021/6/25現在ワクチン接種後に死亡した40歳以下の人は一人もいません。⇒「デマ」

 

国内で

ワクチン「接種後」の死者は300人を超えている「事実」を知っている人は、この二日(6/24-25)で会話するレベルで接触した30数名の内、1人だけ。(事実かどうかは、厚労省のwebサイトをご確認ください。)

河野さんもこういう「事実」も伝えた上で、ワクチンの合理的有効性を伝えられるなら、もっと信用するんだけどな。

地上波も「デマ」を否定する報道はしているけど、接種後の死亡者数や死亡状況には触れないですね。

開幕日を巡って、セ・リーグ、パ・リーグ、選手の間でもめているようだ。
セ・リーグ球団は3月中の開幕を主張、パ・リーグ球団は4月に開幕の方向。
選手はセ・リーグ、パ・リーグの同時開幕で4月実施を主張している様子。


この状況で100点の判断は存在しない。全ての判断にメリット、デメリットがあるのだと思う。
早期の開幕を主張するセ・リーグ球団関係者は、現状よりももっと厳しい状況であった第二次世界大戦の終戦後も数か月でプロ野球は立ち上がり、国民に夢や希望を与えたという。
第二次大戦後は生まれていないのでわからないが、確かに阪神淡路大震災の時には、仰木監督率いるオリックスは震災からの復興に立ち上がる市民の希望であったと思えるし、力を与える一つの要因であったと確信できる。


それでも、ちょっと待ってほしい。
一般的に、自然災害は一過性のものである。
地震も、水害も、どれほど大規模な災害であろうと、去ってしまえばどれだけ遅くても少しずつでも「災害直後よりは状況が良くなる」と信じられる。
戦争も「終結」してしまえば、終結時がどれほど悲惨であっても、更に状況が悪くなることはないのだろう。


今は違う。
「もっと悪くなるかもしれない」事象が進行中だ。
少なくとも福島第一原子力発電所の事故が「さらに悪くなることだけはない」ことが、全国民のコンセンサスになるまでは、始める日を決めてはいけないのではないか?
始める日を決めることで、それが目的になってしまい、もしかしたら避けられるはずの問題が避けられなくなってしまうことはないのか?


原子力発電所の事故も、大地震もこれからも起きる可能性がある。それを心配して、あらゆることを控えるのはまさに「杞憂」だ。
それでも「起きる可能性はあるが今起きているわけではない」状況と、今まさに「さらに悪くなるかもしれない」災害が進行中という状況は明らかに違う。


もちろん、収入(入場料収入)がなく支出(選手や職員の人件費、練習場の確保や移動のランニングコスト)だけが進めば経営は成り立たず、球団が破たんする可能性がある。
選手も収入なしでは困るだろうが、高額年俸者に関しては一定の割合で年俸の遅配を受け入れる必要があるのではないか?
年俸の遅配は困るが、早期に開幕するのも反対では筋が通らない。球団がなくなって困るのは選手ではないのか?


野球ファンとしてはもちろん試合が見たい。ただし、なくても生きてはいける。
せめて、「これ以上悪くなることはない」と信じられる状況になってからで構わない。