ファミリア | バツイチアラカンオヤジの映画日記

バツイチアラカンオヤジの映画日記

観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

役所広司主演の外国人問題を描いた作品って位の情報でウォッチリストに入れといたヤツ!高齢化や人材不足で政府は移民に緩和策を考慮しているようですがそれに伴って表面化する問題を描いた作品なのかなと?興味もありました。

妻に先立たれ一人、息子を育て上げた陶芸職人の誠治(役所広司)。近年では陶芸の仕事も陰りが見えていたが息子の学(吉沢亮)は立派に独り立ちして今では遠いアルジェリアでプラントエンジニアとして活躍していた。そんな学が難民孤児のナディアを婚約者として連れ帰った。息子たちの幸せに自身も幸せをかみしめた誠治だったがそんな時に半グレに追われ逃げて来たカルロスと出会って・・・

実際、こんなに酷い扱いを受けているのか?ちょっと誇張し過ぎなんじゃないの?とは感じましたがカルロスのパパのエピソードはリアル感がありました。ぶっちゃけ書いちゃえば自分としてはまず国内問題から片を付けるべきと考えるのですが、そう云ってる間にも虐げられる外国人は増える一方でまた憎しみが増長されるのならばやはり広く浅く目を配るのが正解なのかもしれないとも感じました。それでもSNSで時々見かける書き込みで「郷に入れば郷に従え」が大前提じゃないの?とは感じていたし自分の中で「外国人」というくくりで日本人とは違う感情や想いを感じているのは確かだなとは感じましたし、それは間違っているのかも?とも感じました。

それでも、本作のラストは半グレのアタマと誠治は同じ境遇で半グレ側がブラジル人達を一緒くたに憎むのは間違ってるでしょ?って図式を提示したのだろうけれど自分はそんなに人間出来てないよな~ってのが正直な感想で、じゃこの問題どうする?ってヒントや回答は本作を観ても行き当たらずモヤモヤが残る作品でした。

 

「ファミリア」 オススメ度 ★★★

 

 

 

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