アイネクライネナハトムジーク | バツイチアラカンオヤジの映画日記

バツイチアラカンオヤジの映画日記

観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

映画化版の方一度鑑賞済みでは多部未華子と三浦春馬、そしてまだ脇役ばかりな印象が強かった矢本悠馬がいい感じの役どころだった位の印象しか残ってなくて原作はどんなものなのか楽しみにしつつチェックです♪あとがきを読むと斉藤和義との絡みで生まれた短編集の様で作者も期している通り「変な人」が登場しない恋愛系のお話でしたがその時系列を駆使した各短編の繋がりは流石って感じで恋愛話に疎いオッサンで澪十二分に楽しめました。

 

6作の短編はそれぞれ味わい深くて、お馴染みの軽快な語り口でサクサクと読み進めて最後にはしっかりとホッコリさせてくれる!決して裏切らない辺りは流石、伊坂幸太郎って感じです。自分的には年代が一番近い「藤間」のエピソードが印象深かったです。「宗教も歴史も違う別の国」ってフレーズもなるほど!感満点で「外交」は必須なんだなと実感です♪それから更新に合わせた「5年に一度の再会」も良く思いつくなって感じで彼女が5年くらい先を言ってるのも面白いし二人がどうにもならないのも、「記帳」もインパクト大でした♪

 

それと駐輪場のエピソードは小説だからこその驚きで、コレ映画化版でもあったのでしょうが記憶に残っていなくって今回改めて嬉しい驚きを貰えました♪ラストエピソードの「ナトムジーク」は前5作の集大成って感じなのは良かったのですが時系列が少しわかりにくくなって少し混乱。それでもそのフィナーレ感は中々で文章でボクシングを読んでここまで熱くなれたのは想定外でした♪細かい部分、映画化版ではどうだったっけ?と気になりだしてまた観たくなりました♪

 

「アイネクライネナハトムジーク」 オススメ度 ★★★