池井戸潤原作作品って事で公開時から気になってたヤツ!阿部サダヲと上戸彩の共演ってのも興味があってAmazonプライムビデオに来たのを早速チェックです♪
ある日、東京第一銀行長原支店で現金100万円が紛失する。係長の西木(阿部サダヲ)を始め行員たちは必死になって現金を探すが発見できずにいた。そんな中で西木の部下・北川(上戸彩)のロッカーから帯封が見つかって・・・
ATMのオープニングエピソードは目からウロコな感じ♪まぁ一か八かの賭けには変わり在りませんが手堅いテッパンレースならばなかったことに出来るんだな~ってある意味驚きでした。まぁリアルではきっと鍵や出入室の管理が厳密になされているのでしょうが人間のやる事なんでいくらかのつけ入る隙もあるのでしょうね。100万円紛失のくだりもルールを一瞬だけ無視して目を離してしまったからだろうし、銀行員って始終こんな感じで誘惑にされされているんだなと思うとそのメンタル消耗具合は並みじゃないんだと気の毒にもなりました。気の毒と云えば忍成修吾の演じた営業職の末路が本当に衝撃で悲惨過ぎました。
あの場面で渡辺いっけいが話を合わせるところは余計にうわ~っってなりましたね。
原作者自ら脚本に加わっていたとのことでお話し的にはド安定♪ただ、杉本哲太の演じたパワハラ副支店長は今どき実在するのか?と疑問に感じましたが徐々に全貌が明らかになっていく過程、それに続く逆転劇と十分楽しめました♪演者さん達もド安定な感じで上戸彩の地味系銀行員はなかなか良かったです♪ただラストはちょっとモヤモヤで爽快感は無かったし池井戸潤の映画化作品で一番好きな「七つの会議」にはちょっと及びませんでした。
「シャイロックの子供たち」 オススメ度 ★★★