隣人X -疑惑の彼女- | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

公開されたのも記憶になかったのですが「惑星難民」と云う言葉に惹かれてAmazonプライムビデオに来たのを早速チェックです♪見はじめてみればコロナ禍を経ての作品なんだなと納得、当時の「わからない怖さ」とそれについて白黒はっきりさせたい!と云う社会の暴走ぶりを思い出されて中々に考えさせる作品でした。

最初に触れた人間をトレースし世界に紛れ込んだ惑星難民X。アメリカがXの受け入れを表明しそれに追従し日本政府も受け入れを決定する。人間に危害を加えない固有性を持つとせつめいされているXであったが社会はその正体の不確かさに疑念を抱く。それを受けたマスコミ各社は誰がXなのか?スクープをものにしようと動き出す。そんな中で週刊誌記者の憲太郎(林遣都)はXの疑いの高い女性・良子(上野樹里)の監視を任され身体を張って彼女を探れと命じられるのだが・・・

求められている情報だからという大義名分を得てどんなことをしてでもって感じでコロナの時もこんな取材合戦が行われていたんですかね~?かなりゾッとしますね。Xは劇中でも情報が少なくて小出しにされる感じでお話としては後出しジャンケンのようにちょっとズルいなって感じたんですが情報が少なすぎて怖さが増長するって点ではあれこれ想像させてくれるので効果的でした。憲太郎が良子と関係を深めていく過程はゲスイよな~って観ていたんですが彼はコロナ禍の自分達のようなモノなのかなって、関係性が深まれば深まるほど彼女の側に立ちたくなる、擁護したくなるそんなキャラだったような気がしてます。

「心で見る事が大切」を実践するには相手との関係性がある程度構築されていないと難しいって事なんだろうなと感じました。ラストは少しわかり辛かったですが、終盤の憲太郎の告白は罪滅ぼしと自分はそちら側に立つよ!と云う意思表示なのだと自分は解釈しました。原作もある様なのでそちらも読んでみたくなった作品でした。

 

「隣人X -疑惑の彼女-」 オススメ度 ★★★

 

 

 

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