番組表の時代劇専門チャンネルで「劇団☆新感線」の名を見つけて予約録画しといたヤツ！よくよく見れば劇団☆新感線と松竹がコラボした2007年興業の舞台のゲキ×シネだそうで主演が松本幸四郎なのも納得。モノ本の歌舞伎役者を主演に据えてどんな舞台になっているのか興味津々でチェックです♪
人を欺くことでこれまで生き抜いてきたライ（松本幸四郎）は弟分のキンタ（阿部サダヲ）と共に朧の森を抜けようとしていた。そこでキンタとはぐれたライは朧の森に棲む魔物たちと出会う。彼女達は野心溢れるライにある取引を申し出るのだが・・・
劇団☆新感線って云えば自分は客演も結構楽しみなんですが本作では主演の他に馴染みのある名前は真木よう子くらいでソコはちょっと残念だな～と観てました。松竹とのコラボって事で危ない橋は渡らないってジャジだったのかな～なんて想像してたんですがツナ役の秋山菜津子が客演者だと知って驚きました♪顔は見たことあるけれど名前も知らなかった女優さんですが名の知れた真木よう子を抑えてあの役にキャスティングされるほどの実力派なんだな～と感じたし熱演が伝わってきました♪それから田山涼成が思いのほか笑いもとるしシリアスもありで、いままで「ぶらり途中下車の旅」位しか印象に残っていなかったので驚けました♪
全体的には今までゲキ×シネで観た劇団☆新感線の演目に比べると笑いが抑え目でしたが「蜘蛛巣城」を思い起こさせるお話が面白くってマダレとツナの関係とかキンタが戻ってきて訴えかけるくだりとかワクワク出来たし何より松たか子のお兄さんとしか認識していなかった松本幸四郎の悪役に徹した演出と熱演とあの骸になるあのラストがインパクトデカくって楽しめました♪
「朧の森に棲む鬼」 オススメ度 ★★★
