ハッチング -孵化- | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

なにかの拍子に謎の玉子を手に入れ大事に育てクライマックスに孵化させてみたらとんでもないものが生まれて大惨劇が巻き起こる!みたいなものを想像していたのでこの比喩表現が詰められたお話にドハマリしちゃいました♪何人かのブロガーさん達が昨年度のベストに本作を入れていた理由が理解出来且つ納得の作品でした♪

突然飛び込んで来て家の中を滅茶苦茶にしたカラス。ティンヤ(シーリー・ソラリンナ)は優しくそのカラスを捕まえてママにどうするかと尋ねると彼女は笑顔でそのカラスの首をへし折った。云われた通りにそのカラスの死体を生ごみとして処分したティンヤだったが夜中に森の中から断末魔の鳴き声が聞こえそのカラスがまだ生きていることを知った。哀れに思ったティンヤはカラスにとどめを刺してあげるがその傍らに卵を見つけそれを家に持ち帰るが・・・

ティンヤのママ、これぞ!って感じの「ホラー顔」じゃん?と思いつつ前述の通りのお話を想定していたので1200人ものオーディションから選ばれたシーリー・ソラリンナの超絶美少女ぶりを眺められただけでもめっけものだと思ってました。そしたら想定外に孵化が早くて、そこに至るまでに卵はティンヤの悲しみや苦悩を糧に成長する様子を伺わせてツボにはまりました♪

またアッリが成長するにつれてこの作品が何を描きたかったのかおぼろげにわかってくる展開も秀逸♪卵から孵った彼女はママに毒されママの考え方を受け入れていく、ママの望んだ彼女自身だったって顛末は只のホラーではないホラーの体でここまで描けるのかって云う驚きと面白さを感じました♪「私が育てたから・・・」と彼女を守ろうとしたティンヤの方がよほど母親らしいって収め方も秀逸なんだけれどテロが意外に常識人でいい奴だっただけに彼女を救ってほしかったな~って心残りにも感じる作品でした。

 

「ハッチング -孵化-」 オススメ度 ★★★★

 

 

 

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