浜の朝日の嘘つきどもと | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

タイトル聴き覚えがなかったので予約録画しといたヤツ!チェック前に検索したらタナダユキ監督・脚本で高畑充希主演と知りチョット興味湧いたんですが共演に落語家の柳家喬太郎の名があって更に興味湧きました。落語は未だに好きでたまには聴いているんですがこの柳家喬太郎もお気に入りの一人、この噺家さん特撮好きで有名でマクラでその辺りの事を時々話しているのを見て勝手に親近感を持ってる噺家さんです。

浜野あさひ(高畑充希)は福島の南相馬市にある映画館朝日座を再建する為にやって来た。しかし着いた早々に支配人の森田(柳家喬太郎)から震災、コロナ化を経てとうとう資金繰りが立ち行かなくなり朝日座は閉館が決まったことを聴かされて・・・

高畑充希と柳家喬太郎のやり取りが落語の登場人物のやり取りみたいでwww端役だと思い込んでいた大久保佳代子がキーマン的な役どころだったのは予想外の上、かなりいい味出してました。序盤で彼女が話す映写機の話も今まで知らなかったので目からウロコな感じで、そう云えばフィルムのつなぎ目はどうなるの?とは思っていましたが深く考えたことなかったですwww劇場で見る映画の「半分は暗闇」ってなんかいい話です♪

あさひの「震災成金」やバオくんと茉莉子だったりチョイチョイいい感じのエピソードを挟みつつもラストは安直なハッピーエンドが目が見えてる感じなんですが、その辺り作り手側も充分わかっている感じでフェイント掛けるあたり考えてますね。あと森田が語っていた「暗闇の中で大勢の赤の他人同士が同じ映画を見て・・・」セリフも考えてみるといい見方だな~と感じました。他の演者さん達も甲本雅裕や六平直政やいいとこ持ってった光石研はツボでした。そして存在感ありありの吉行和子の「家族は幻想かも知れんけどみんなそれにすがりたい」ってセリフはインパクト残しました♪本作は朝日座を舞台にしたドラマの前日譚らしくドラマの方も是非観てみたくなりました♪

 

「浜の朝日の嘘つきどもと」 オススメ度 ★★★

 

 

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