アラビアのロレンス | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

云わずと知れた不朽の名作!なんですが実は初見!尺も長いし何となく自分には興味のないお話じゃなかろうかと勝手に想いながら今までスルーしてきました。そんな訳であらすじ冴えも定かではなくて、何となく「ダンス・ウィズ・ウルブス」的な話?とか「あ、音楽は聴いた覚えがある!♪」とか自分にとってのオビワン=アレックス・ギネスが出演しているらしい位の前情報でインターバルを挟みながらチェックしました~♪

1916年のエジプト・カイロ、イギリス陸軍のロレンス少尉(ピーター・オトゥール)は勢力を拡大していくオスマン帝国に対して独立闘争を起こしていたアラブ民族の情勢を調査する為に灼熱の砂漠に旅立った。苦労の末に独立闘争の指揮者フェイサル王子に謁見できた彼は王子の「アラビアにもイギリスにも忠実でいられるのか?」という問いに・・・

コレは映画館で観るべき作品なんでしょうね~、灼熱の砂漠の地平線の遥か彼方にポツンと現れる黒い人影とか広大な砂漠の風景、実物の汽車を使った撮影などなど機会があれば一度は劇場で観てもいいかもです。目当てのアレックス・ギネスは誰を演じているのか全く分からず、wikiを見てフェイサル王子だったと知って驚きました。あとは「ナバロンの要塞」!♪アンソニー・クインとアンソニー・クエイルを目にしてもう一度観たくなっちゃいました♪

冒頭の葬儀のくだりでロレンスについて両極端な意見を聴かせるところは自伝が原作の基になってる割には好印象で観客自身が判断して欲しいって事なんでしょうかね?見応えもあり画も美しくて見て損はなかったですが自分的に一番残ったのはロレンスの心変わりのくだりですね。最初の心変わりはアカバを落としてお供の子供一人を亡くしようやくカイロに辿り着いた場面。もう、戻らない、殺しを楽しんだ、みたいなやり取りがあって、あっという間にアカバ戻ることになった部分が最初はかなり違和感でコレって将軍に要求をのませるブラフだったのか?とかアカバで待つ仲間の為だったのか?イギリスがトルコの後釜に居座る事はないと約束させたからなのか?(軍人にそんな権限がないと判っていながら?)とかとかどうしてあんなに急に心変わりするような演出なのか、人の心は杓子定規にはいかないって事なのか?ちょっと未だにどうとるべきか迷います。

で、二度目の心変わりも同じ印象で、デアラで捕らえられて九死に一生を得たロレンス。こちらは一回目より若干心情は察する事は出来たのですが「平凡な生活が一番」と渇望したにもかかわらずまたまたすぐに心変わりしてダマスカスへ赴いたのはチョット彼の心の内が判らなくなりました。ダマスカス一番乗りをするしかイギリスの介入を阻止する事は出来ないと身に沁みて決意したんでしょうか?その辺りの疑問は結構残りましたが流石名作と云われることはあって映画作品として一度は観ておいては損はない作品ではありました。

 

「アラビアのロレンス」 オススメ度 ★★★

 

 

 

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