番組表で「ドサ健」の名を目にしてつかさず予約録画しといたヤツ！ドサ健と云えば阿佐田哲也の「麻雀放浪記」に登場するキャラクターの一人。映画「麻雀放浪記」では鹿賀丈二が演じていて何とも言えないカッコよさを醸し出していましたが自分も大好きなんですよね～♪
「麻雀放浪記」には坊や哲、出目徳、上州寅、女衒の達と他にも濃いキャラクター達が登場、大抵の男にはそれぞれの「推しキャラ」が居ると思うんですがこのドサ健は恐らく人気ナンバーワン！本作は映画版「麻雀放浪記」の10年後のドサ健を描いたスピンオフ作品「ドサ健ばくち地獄」を映像化したオリジナルビデオ作品。
容赦のない勝負にどの賭場にも立ち入れなくなったドサ健（坂上忍）は自棄になってヤクザの賭場を密告し追われる身になっていた。腐れ縁の殿下（浅香唯）のスナックに身を隠してヤクザを躱したドサ健は殿下に新たな賭場を開かないかと提案するが・・・
坂上忍の「毒舌」が嫌いなんですよね～、まぁ「毒舌」で再ブレイクした云わばアレは商売道具なんだとは判っているんですが虫が好かない。だからこのキャスティングにはガッカリしたんですが流石、元天才子役だけあってそつなく演じてましたね♪鹿賀丈二の演じたドサ健の様な「てめぇら、家付き飯付きの一生を人生だと思ってんだろ。てめぇらに出来るのは長生きだけだ。クソ垂れて、我慢して生きてるだけだ」他多数な心に残る名セリフが無かったのは残念ですが本人も麻雀好きらしくなかなかいい雰囲気出てました♪それから浅香唯！♪3代目麻宮サキばりのタンカを切ってくれてそれだけでも観て得した気分になりました！お話し的には「騙すつもりが騙されて」的な見ていて飽きない展開でしたがイカサマが卓の下で手渡しくらいしかなあったのは残念でした。共演者も寺田農や火野正平にきたろうなどそれぞれいい味出してますがやっぱり「麻雀放浪記」にはだいぶ程遠い感じでした。かなり脚色も入ってるのでしょうがますます原作の「ドサ健ばくち地獄」を読んでみたくなりました。で、久しぶりにまた「麻雀放浪記」が観たくなって直ぐに再見しましたよ♪
「ドサ健麻雀地獄」 オススメ度 ★★★
