「2010年宇宙の旅」の続編、読んでみました!
前作でボウマンに連れられて旅立った?HALも気になりっていましたが、その後の「エウロパ」もメッチャ気になっていたので結構、ワクワクでの読み始めでした♪
まさかあのフロイド博士が主人公になっているとは思いもよりませんでしたね!コールドスリープや医学の進歩で若返ったって設定は始めはちょっと理解出来ず混乱しちゃいましたが、まぁまぁ読み進めるうちに面白い展開になっていくのでそれほどこだわらずに済みました。
本作が刊行された前年に最接近した「ハレー彗星」に乗り込む展開も面白いのですが、やっぱり「エウロパ」!♪早く「エウロパ」!って感じでだいぶ焦れちゃいました。「決して着陸してはならない」と告げられていた「エウロパ」にやむを得ない理由から着陸してしまった同胞の救出劇、しかもその同胞の中にはフロイド博士の孫もいるって云うおまけ付きで「エウロパ」がどのような世界になっているのかがワクワクものだったのですが、自分的にはちょっと薄味な印象でした。「ガス」が理由で隠れているってのは面白いなとは思えたんですけれどね~(#^.^#)
終盤に登場する「彼」によってどうして「木星」があのような変化を遂げたのとか「モノリス」についても語られるのですが、期待していたHALの描写が少なくて心残りです。孫の前に現れたフロイド博士についてもちょっと良く理解出来ず、そして彼が辿る運命も「そうなのか~」って印象で前2作に比べるとそこまでドラマチックな印象は持てませんでした。それでもその後の展開は気になるところで一作目から1000年後の世界を描いているだろう「3001年終局への旅」も来年には是非読んでみようと思ってます。
「2061年宇宙の旅」 オススメ度 ★★★
