日本映画専門チャンネルで放送した今泉力哉監督特集で録画しておいた一本、「パンとバスと2度目のハツコイ」「こっぴどい猫」「nico」と観てきてようやく本作を鑑賞です。2016年の公開作で本作も脚本は監督が担当しているそうで前での3作と同じく物語が面白かったです！
靴職人の見習いレオンはある事件以来、人とのかかわりを避け孤独に徹し暮らしていた。そんなある日、彼はいつも一人座って昼食をとる公園のベンチに酔って寝込んでいた女性ソナと出会う。偶然、彼女の住所を知る機会を得たレオンは彼女のバイトの帰り道をそっと見守るようになるのだが・・・
「何の気なしに自転車で信号無視をしたら、それにつられて飛び出した男が車に轢かれた。男には彼女がいたが、彼女は信号無視の事は咎めるそぶりも見せなかった。」って取っ掛かりが面白過ぎです！よくそんなシチュエーションを思いつくなと感心、またリアルだったら飛び出した彼が悪いの一言で済まされそうですがその弱い部分を登場人物のトラウマに設定し物語を展開する脚本は上手いな～って思わずにいられませんでした。オジサン的には「彼女は信号無視の事は咎めるそぶりも見せなかった」のネタバレのくだりが驚きで木南晴夏の熱演も相まってすごく面白かったです！
男の登場人物らが1人を除いて全員美少年！ｗｗｗ韓国のアイドルグループなんだそうですが、どうして彼らはこんなにギラギラしてないのかホントに綺麗で女性に手を出す事すら想像つかない顔立ちにオジサン暫し見入ってしまいました（特にラストのレオン君の微笑み最高ですね！）木南晴夏の相手役・芹澤興人、やりづらくなかったのかな～と余計な心配が頭をよぎりましたねｗｗｗ
あとソナを演じた韓英恵も相変わらずの安定感、木南晴夏もそうですがこの二人イイ線行ってるな～って感じるんですがイマイチ、大ヒット作に縁がないのが口惜しい気がしますね。
結局、本作でも今泉力哉の紡ぐ物語の面白さに惹き込まれてって感じで楽しめちゃいました。
「知らない、ふたり」 オススメ度 ★★★
